“ハイブリット・KAPPOU(割烹)”がテーマの料理店「大安吉日(たいあんきちじつ)」が10月3日(月)、田町(東京都港区)にオープンする。“日本食の第3の波(サードウェーブ)”を提唱する同店が開店前に行った試食会に、動画ファッションマガジン「C CHANNEL」クリッパー(投稿者)の水谷映里さんが参加。新しい日本食のスタイルを体験してもらった。

JR田町駅から歩いて3分ほどの、慶應仲通り商店街にある同店。2階建ての古民家を改装したもので、風情のある細い路地裏にたたずむ黒塗りの壁が目印となっている。

■ 日本食ブームの“第三の波”とは?

同店の内装は、古民家の和のテイストを基本としつつも、モダンなテイストを取り入れたスタイル。「スタイリッシュさだけでなく、安らぎも感じられます」と水谷さん。

“日本食のサードウェーブ”についてオーナーの細谷幸司氏は、「1970年代後半のアメリカで、寿司中心の日本食ブームの“第一の波”が起こり、その後第二波として、独創性を加えてカジュアル化した“くずし割烹”が生まれた。2013年に日本食がユネスコの世界無形文化遺産に登録されたのをきっかけに、伝統的日本食と海外で独自進化したモダン日本食の融合が進みました。この店では、そういった現在進行系の “日本食のサードウェーブ(第三の波)”である最新の料理を提供します」と説明。

「なるほど、日本食と言っても国内外で進化したり、互いに影響しあっているんですね」と感心した様子の水谷さん。論より証拠ということで、さっそく試食!

最初に試したのは、「とろ湯葉のお刺身風チアシード酢」(680円)。日本食の聖地・京都で、食材の代表として古くから愛されている湯葉と、話題のスーパーフード「チアシード」を合わせているのが特徴。

「大豆の濃いうま味と甘い香りがすてきです。とろりとした湯葉の滑らかさと、チアシードのプチプチした食感の組み合わせも斬新ですね」と水谷さん。

続いては、「肉巻き野菜串」(各300円)。焼き鳥をはじめとする串料理は日本の大衆料理として国内外で人気だが、この「肉巻き野菜串」は、パプリカやスプラウトといったヘルシー野菜に加え、“食べる美容液“といわれるほど栄養価が高いケールなどを豚バラ肉で巻いているのがポイント。

「お肉ということでメインとしての食べ応えはもちろん、ヘルシーな野菜も一緒に楽しめるのはポイント高いです!」と水谷さんも高評価。

お次は、甘辛い醤油だれとピーナッツバターをハイブリッドした特製ソースをかけた「揚げたて厚揚げピーナッツバター」(750円)。

「ヘルシーな食材の代表とも言える厚揚げのジューシーさとサクサク感に、ソースがよく合います! クルミの香ばしさとカリッとした食感がアクセントになっていて箸が止まりません」と水谷さんも太鼓判のおいしさ。

また、料理に合わせるアルコールには、黒木本店や松露酒造など若手醸造家が活躍する伝統ある蔵元から約50種類をセレクト。ロックや水割りだけでなく、地元で楽しまれてきた飲み方や、食前酒として楽しめるソーダ割りなどのハイボールの進化形等、シャンバンやモヒートを楽しむように、現代風にアレンジしたスタイリッシュな飲み方も提案するとのこと。

田町の周辺はビジネス街としてはもちろん、成田・羽田の両空港からのアクセスが良いため、国内外の様々な人々が行き交う“ミックスゾーン”としても注目されているエリア。異なる文化や食材を融合し、新たに生まれる“日本食の波”を味わえる「大安吉日」の存在で、さらに魅力的な街へと進化しそうだ。【東京ウォーカー/取材・文=杉山元洋】