平安時代に学者・政治家として活躍した菅原道真公を祀り、全国に約12000社鎮座する天神社・天満宮の総本社。“北野の天神さま”と親しまれ、特に学問の神様としての信仰が篤く、多くの学生が参拝に訪れる。菅原道真公を祀る本殿は、1607(慶長12)年に豊臣秀頼公が造営したもので国宝に指定され、その八棟造と称される桃山建築はまさに絢爛豪華。また、毎月25日は縁日で境内がにぎわうほか、宝物殿も特別公開される。

■ 文化財

<御社殿(国宝)>本殿、石の間、拝殿、楽の間で合わせて社殿として国宝に。

<東門(重要文化財)>豊臣秀頼が1607(慶長12)年に造営。

<三光門(重要文化財)>後西天皇御宸筆「天満宮」の勅額を掲げる。

<昌俊弁慶相騎図絵馬 長谷川等伯 筆(重要文化財)>土佐坊昌俊を馬に乗せて引き立てて行く弁慶が描かれている。

■ ご利益

学業成就、芸能上達など。

■ その他の見どころ

<なで牛>境内にはさまざまな形をした牛の像が鎮座し、牛をなでた手で自分の頭を触ると賢くなるそう。

<大黒天の燈籠>大黒天が彫られた石燈籠。小石をのせ、落ちなかった小石を財布に入れておくと金運アップのご利益が。

<伴氏社>菅原道真公の母・伴氏を祀り、子供の成長と学業成就を守護する神徳がある。

■ ライトアップ

ライトアップは縁日が行われる毎月25日と、紅葉の期間。赤や黄に染まった木々が美しい史跡・御土居のもみじ苑は必見。

■ 混雑状況

<昼>ライトアップが行われる夜と比べると混雑は少なく快適。

<夜>人気スポットだけに大混雑。日没と同時に入るのがベター。

■ 紅葉

カエデなど約350本。見ごろ11月下旬〜12月上旬。もみじ苑には樹齢350〜400年のカエデもある。紙屋川をおおうかのように並ぶ木々も見逃せない。

■ 梅

黒梅など約1500本。見ごろ2月中旬〜3月下旬。約2万坪の境内では多彩な梅が見られる。梅苑は例年2月初旬に公開。

■ 年中行事

<2月>梅花祭/約50種・1500本の梅の香りに包まれた境内で芸舞妓による野点(のだて)や祭典が行われる。

<6月>御誕辰祭大茅の輪くぐり/直径5mの大茅の輪を掲げ、この輪をくぐると無病息災のご利益が。

<12月>終い天神 縁日のなかでも、12月25日は、終い天神と呼ばれ京都の行事の締めくくり、師走の恒例神事として多くの参拝者でにぎわう。

【関西ウォーカー編集部】