平安時代に創建。約1000年前の建造物や仏像が藤原一族の栄華を今に伝え、世界遺産にも登録されている寺院。翼を広げ飛び立つかのような形の鳳凰堂が、2年にわたる修理を2014年9月にすべて落成し、平安時代に最も近い姿で蘇った。平安時代最高の仏師・定朝作の阿弥陀如来坐像や、52体の雲中供養菩薩像など、拝見しているだけで心が穏やかに。浄土空間を現出させたという庭園ものんびりと散策しよう。

■ 文化財

<鳳凰堂(国宝)>藤原頼通によって建立された阿弥陀堂。華やかな藤原摂関時代をしのぶことができる、ほぼ唯一の遺構。

<雲中供養菩薩像(国宝)>鳳凰堂中堂内の壁面にかけ並べられる52体の菩薩像。26体が平等院ミュージアム鳳翔館にて展示され、間近で拝見することができる。

■ ご利益

厄よけ、家内安全。

■ その他の見どころ

<平等院ミュージアム鳳翔館>国宝や重要文化財などの展示をはじめ、グッズ販売もある。

<源頼政の墓>源頼政が平重衡の大軍に敗れ、軍扇を開きながら辞世の歌を残し自刃したと言われる。

<庭園>阿字池(あじいけ)の水面に鳳凰堂が映り、宇治川の清流・背景の山々を取り入れた雄大な借景庭園となっている。

■ 紅葉

カエデなど約300本。見ごろ11月下旬〜12月上旬。池周辺の紅葉と鳳凰堂が織り成す秋景色は見事。池から少し離れて見るのがおすすめ。

■ 桜

シダレザクラなど約30本。見ごろ4月上旬〜中旬。鳳凰堂・尾廊の左右に点在するソメイヨシノや正面のシダレザクラ越しに記念撮影をぜひ!

■ 混雑状況

<昼>京都を代表する寺院だけあって、いつでも人は多い。開門直後を狙って出かけよう。

<夜>夜間拝観なし。

■ 年中行事

<3月>関白忌/創建者・藤原頼通をしのんで営まれる忌日法要で、昭和の大修理後の1958年に復活して以来、現在まで毎年続く。阿弥陀如来坐像が安置される鳳凰堂で行われる。

<5月>頼政忌/頼政の命日・5月26日に行われている法要。お墓での焼香や、扇の芝にて読経があるので聞いてみよう。

【関西ウォーカー編集部】