2017年1月31日(火)まで、日本夜景遺産にも認定されている展望台、東京スカイツリー天望デッキ フロア350(東京都墨田区)にて、夜景を舞台にした歌舞伎公演「東京スカイツリー 天望歌舞伎」が開催中だ。江戸時代の歌舞伎小屋をテーマに旗揚げされた平成中村座と国内で東京スカイツリーだけに常設する最新映像システム「SKYTREE ROUND THEATER」がタッグを組み、新たな歌舞伎の世界を展開する。

「東京スカイツリー 天望歌舞伎」は前後編に分かれた約7分間の作品。前半はロックの王様、チャックベリーの「ジョニー・ビー・グッド」にあわせ、中村勘九郎が歌舞伎の演目を独自にアレンジ。後半の映像は平成中村座のニューヨーク公演や紹介映像をコラージュしたもので、勘九郎の父である故・中村勘三郎、弟の中村七之助との親子競演が実現。

先行上映会では勘九郎自身も登場。何度も話し合いを重ね、内容が決まったのは8月中旬頃だそうで、「夜景とあわさることでより迫力ある映像になっています。歌舞伎を観たことがない方や海外から遊びに来られた方も楽しめる内容です。平成中村座のロングラン公演をやっていたのもここ墨田区。東京スカイツリーは縁が深い場所なのでとてもうれしい」と語った。

作品を上映する「SKYTREE ROUND THEATER」は、オリジナルの高輝度&高視野フィルムによって窓ガラス越しの夜景に映像を投影するシステム。横幅約110mの超パノラマスクリーンに加え、34台のプロジェクターと18台のスピーカーによる臨場感あふれる演出が特徴だ。そんな最新技術を駆使した、夜景×歌舞伎の全貌をとくとご覧あれ。

■ 前編/夜景の上で獅子がロックに舞う!

前半は「ジョニー・ビー・グッド」にのって獅子が舞う、中村勘九郎によるオリジナル演目。獅子の豪快な“毛振り”が見どころの歌舞伎舞踊「獅子物」の元となった能の演目「石橋(しゃっきょう)」をこのためだけにアレンジした。パノラマ夜景上でのロックな舞いは、歌舞伎の舞台とはひと味違う迫力!エアギターなどの現代的な動きも取り入れており、伝統芸能をより身近に感じられる内容となっている。

目玉である「毛振り」のシーンはクライマックスに登場。伝統舞踊の一部ながら、そのさまはロックそのもの!鮮やかな獅子の毛が夜空に映えて美しい。

■ 後編/平成中村座のオリジナル映像で親子競演が実現

そもそも本イベントは、日本文化の発信をコンセプトとしている東京スカイツリーが多彩な視点から伝統芸能を伝える平成中村座へラブコールしたことをきっかけに、双方の思いが合致して上映に至った。後半はそんな平成中村座のニューヨーク公演やこれまでの紹介映像をコラージュして作成。中村勘三郎や中村七之助も登場し、夜景をバックに親子3人が共演する。こちらは軽快な洋楽に歌舞伎の掛け声や笛が盛り込まれており、前半とはまた違う和洋のコラボを味わえる。

また、東京スカイツリー天望デッキ フロア350と4階入口フロアの出発ゲートでは演目や平成中村座の紹介パネルも展示されるほか、展望台内では限定グッズも販売。作品をより楽しむべく、こちらもぜひチェックしよう。

迫力満点の「東京スカイツリー 天望歌舞伎」。今しか観られない、夜景と伝統芸能が合わさった貴重な公演をお見逃しなく!【ウォーカープラス「夜景時間」】