2016/10/03 05:21 ウェザーニュース

今日3日からは秋分の末項「水始涸(みずはじめてかるる)」。
水が枯れてしまう時期?なんて思ってしまいますが、田んぼから水を抜き、稲刈りの準備をする時期ということを表しています。

すでに稲刈りを終え、美味しいお米になるまであともう少し!という地域も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、日本人には無くてはならないお米についてご紹介します。

てまひまかけて

米という字は、八十八という漢字を組み合わせてできていますが、お米作りにはそれだけたくさんの手間がかかるのです。

お米作りの大まかな流れは上の写真の通り。もちろんこの他にも細かい作業がたくさんあります。
例えば、田植え後は、稲刈りまでただ待てば良いのではなく、水の管理や肥料・農薬の散布、台風への備えなど様々な配慮が必要です。

こう考えると、一つひとつの作業に、たくさんの時間と労力がかけられているということがわかります。

収穫を祝うお祭り

てまひまかけたお米が無事に成長し、収穫出来たのはきっと神様のおかげ!
そう考えた昔の人は神様に感謝の気持ちを伝えるお祭りを行っていました。
今でも行われている収穫を祝う祭りには以下のようなものがあります。

・神嘗祭(かんなめまつり)
五穀豊穣の感謝祭にあたり、その年の最初に収穫した稲穂「初穂」を伊勢神宮にお祀りされている天照大御神(あまてらすおおみかみ)にお供えし、感謝するお祭りです。

・抜穂祭(ぬいぼさい、ぬきほさい)
9月に行われる抜穂祭は、神嘗祭に供える御料米(ごりょうまい)の稲穂を古式通りの方法で抜くもので、神嘗祭の付属のお祭りとされています。

・初穂曳(はつほびき)
神宮神嘗祭(10/15〜17)に合わせ、その年に収穫された新穀を伊勢神宮へ奉納するお祭り。16日は五十鈴川の中を川曳して内宮へと奉納します。

なくてはならないお米のはずが…

日本人の食卓には欠かすことのできないお米。しかし、農林水産省が発表した資料によると、お米の消費量は少しずつ減っているようです。
また、需要量も全国ベースで毎年8万トン程度減少しているそうです。

お米以外の主食も身近なものとなり、手軽なコンビニのパンやカップラーメンで食事を済ませている方も多いのではないでしょうか。
この時期は美味しい新米も楽しむことができますので、てまひまかけられたお米をぜひ食卓に!

おさらい七十二候

1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それぞれをさらに6つに分けた24の期間を「二十四節気」といいます。

そしてこれをさらに初候、次候、末候の5日ずつにわけて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候です。

次回は寒露の初候「鴻雁来(こうがんきたる)」についてご紹介します。