2016/09/30 21:26 ウェザーニュース

9月も今日が最終日。そこで、ウェザーニュース会員の皆さんに、この一ヶ月の印象を伺いました。

全国の皆さんの回答

「長雨・大雨」が圧倒的!

全国12,487人の回答のうち、約7割の皆さんが「長雨・大雨」と回答。圧倒的な多さとなりました。
次いで「暑かった」と回答した方が約2割となっています。

エリア毎に見ると、西・東日本の太平洋側ほど雨の印象が強く、北海道や沖縄、九州では暑さの印象が強くなっています。

では、実際はどうだったのか…
今年の9月の天気を、気温・降水量・日照時間の要素毎に振り返っていきます。

気温:北日本北部ほど高温傾向

全国的に平年並み〜やや高温傾向に。詳しくみると、北日本北部ほど気温が高め、西日本では低めとなりました。

上旬は、台風の接近・通過などによって暖かい空気が日本へ。秋雨前線もはっきりせず、晴れて残暑となりました。

中旬以降は、秋雨前線が西・東日本でウロウロ…。
冷たい空気の流れ込みもあり、曇りや雨の日も多く、気温も上がりにくい傾向にありました。

ただ、9月最終週は一時的に秋雨前線が北上して、夏の暑さが復活。メリハリのある1ヶ月となりました。

降水量:西・東日本で多雨傾向

降水量を見ると、西・東日本で多雨、北日本の日本海側では平年並みとなっています。

9月は台風が複数上陸し、西日本を中心に大雨で大規模冠水・浸水や土砂災害が発生。
台風16号接近時には、宮崎県日向で観測史上1位となる578mm(24時間雨量)を観測しました。

中旬からは秋雨前線の影響が大きく、各地で大雨となりました。

◆9月の総降水量(平年比)
・札幌 104.5mm(89%)
・仙台 295.5mm(168%)
・東京 284.5mm(151%)
・新潟 83.0mm(58%)
・大阪 154.5mm(112%)
・福岡 385.0mm(244%)

福岡では、平年比の2倍に達しています。

日照:中旬は記録的日照不足に

上旬は晴れた日が多くなりましたが、秋雨前線の停滞に加えて台風16号が直撃した9月中旬は、全国的に日差しが少なくなりました。

各地の日照時間を見ても、東日本を中心とした広いエリアで、平年比40%以下・10%以下を示す濃いグレーに。
詳しくみていくと、1961年以降、最も少ない記録となっています。

特に日照不足が顕著だったのが関東地方。東京や横浜、千葉など南部を中心に10時間に届かず、平年の1割から2割程度に留まりました。

◆9月中旬の日照時間(平年比)
・仙台  10.0時間(26%)
・東京   6.2時間(16%)
・名古屋 11.4時間(23%)
・大阪  19.2時間(38%)
・福岡  28.7時間(54%)

全国のアメダスで日照時間が最も少なかったのが、千葉県の茂原でわずか4.6時間。平年の11%です。
また、東海エリアも10時間をわずかに上回った程度で、名古屋は平年の2割強となる11.4時間。
秋晴れは続かず、スッキリしない空の多い1ヶ月となりました。


全国的に長雨・大雨の印象が強かった9月ですが、実際に、西・東日本では多雨傾向となりました。
10月もまだ秋雨・台風シーズンは終わりません。雨による災害には十分注意して、過ごしていきたいですね。