2016/10/07 18:11 ウェザーニュース

今日13日は「菊花開(きくのはなひらく)」。文字通り、菊の花が鮮やかに咲き始める頃です。

そこで今回は、秋を代表する菊の花についてご紹介します。

菊が主役の節句

皆さんは重陽(ちょうよう)の節句というものをご存知ですか?
3月3日の上巳(じょうし)の節句や5月5日の端午(たんご)の節句と同じ「五節句」の一つです。
この重陽の節句の主役は菊。菊の花を生けたり、菊の香りを移した菊酒を飲んで不老長寿を願います。

菊というと、9月より10月や11月の花のイメージが強いですが、旧暦の9月9日は今の10月中頃にあたり、まさに菊の美しい季節でした。

新暦に変わって菊の季節と合わなくなったせいか、五節句の中では影が薄くなっているのが残念です。

込められた想い

菊の花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」。
一説によると、この花言葉は皇室の紋に定められていることに由来するそうです。菊は日本人にとって古くから特別な存在で、品位や品格の象徴とされてきたことがうかがえます。

上の3つの花言葉は菊全体に言えるものですが、実は色によって花言葉は変化します。
赤色の菊:愛情
白色の菊:真実
黃色の菊:破れた恋

人にプレゼントする際は、色ごとの花言葉も知った上で渡すと良いかもしれません。

菊まつり

10月〜11月にかけて全国各地で菊の花まつりや展示会が行われています。
ここでは華やかな菊まつりを一部ご紹介。

・文京菊まつり(東京)
文京菊まつりは文京花の五大まつりの一つで、毎年11月1日〜23日に開催します。一株から多数の花を咲かせ一輪の花のように見せる「千輪咲」など、湯島天満宮を会場に、多様な菊が約2千株も展示されます。

・弥彦菊まつり(新潟)
毎年11月1日〜11月24日まで弥彦神社の境内を会場にして開催される「弥彦菊まつり」は、質・出品品目において全国随一の規模を誇る菊花大展覧会です。

・笠間の菊まつり(茨城)
日本で最も古い菊の祭典で、今年で第109回を迎える「笠間の菊まつり」。艶やかな菊の花約1万鉢が、笠間稲荷神社の境内をはじめ、市内をうめつくします。

早い地域ではすでに菊まつりを開催しているところもあるようですよ!
今年の秋は、丹精こめて育てられた菊の花たちを見に足を運んでみてはいかがでしょうか。

おさらい七十二候

1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、それぞれをさらに6つに分けた24の期間を「二十四節気」といいます。

そしてこれをさらに初候、次候、末候の5日ずつにわけて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候です。

次回は寒露の末候、蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)についてご紹介します。