2016/10/08 21:33 ウェザーニュース

10月8日は二十四節気『寒露』。そこで、ウェザーニュース会員の皆さんに「今の季節感」を伺いました。

どうやら、今年は季節の歩みが遅いようです。

秋のはじめが6割

全国で見ると、9割以上の方が「秋」と感じていることがわかります。
なかでも、「秋のはじめ」だと感じている方は6割以上。

ちなみに昨年の寒露でも9割以上の方が秋と感じていましたが、「秋のはじめ」と「秋本番」の割合は今年とは逆でした。
どうやら皆さんの季節感の進み具合は、今年の方が遅いようです。

そこで、最も報告数が多かった項目で、都道府県ごとに色分けしてみました。
結果は一目瞭然!西・東日本では、昨年とくらべて季節の歩みが一歩遅いことがわかります。

では、なぜこのように昨年と今年でくっきり差が出たのかというと…
その原因は、気圧配置にありました!

今年の空気は4段構造!?

台風18号が日本海を通過した10月5日以降、日本付近の空気は図※で示した通り、南北に4段構造になっています。

◆沖縄から本州の南の海上
まだまだ夏の高気圧(太平洋高気圧)が踏ん張り、夏の暑さが続いている。

◆西・東日本
ようやく秋の高気圧が通過するようになり、秋の空気に覆われる日が多くなってきた。

◆北日本
台風通過前から秋の高気圧と低気圧が交互に通過し、秋らしい天気だった。
台風通過後はより冷たい空気(雪が降る空気)が北海道にやって来るようになり、秋が深まっている。

このことから、皆さんの季節感は以下のようにわかれていると考えられます。
・沖縄はまだ夏を感じている
・西・東日本はようやく秋を感じはじめている
・北日本は秋の深まりを感じている

昨年の空気は2段構造

では、昨年はどうだったかというと、9月中旬から既に夏の高気圧は南に退き、九州から北海道まで秋らしい天気が続いていました。
ただ、北海道には雪が降るほどの寒気はまだ流れ込んでおらず、日本付近の空気は図のように南北に2段構造だったのです。

このため、昨年の今の時期の季節感は、以下のように大きく2つにわかれました。
・沖縄はまだ夏を感じている
・西〜北日本はすでに秋を感じている


この日本付近の空気の構造が、今年と昨年の季節感の違いを生み出したものと考えられます。

※2つの図に示されている秋の空気は、低気圧と高気圧が行き交うあいだに出たり入ったりしており、ずっと居座っているわけではありません。

北海道は昨年よりも季節進行!

ちなみに、西・東日本で季節の進行が遅いのに対して、北海道は昨年よりも冬のはじめと感じている方が多く、今年の方が季節が進んでいます
これは、今年の方が雪が降るほどの寒気が流れ込むのが早かったためです。ちなみにこの寒気は台風18号が去った後に南下してきたもの。台風18号をきっかけに、季節の歩みが進んだともいえますね。

今季一番の寒気が西・東日本へ

9日は服装選びに注意!

8日(土)は、低気圧と前線が日本列島を通過中。9日(日)はこの低気圧と前線が日本から離れて行きますが、その後は寒気が流れ込み、各地で気温が下がる予想です。この時期としては特別強いものではありませんが、西・東日本では今シーズン1番強い寒気となりそうです。
そのため、9日は天気が回復に向かいますが、夜は各地で冷えそうです。

◆9日、朝9時と夜9時の予想気温
・仙台  19、16℃
・東京  23、20℃
・名古屋 19、18℃
・金沢  20、17℃
・大阪  22、19℃
・広島  21、19℃
・福岡  21、19℃
(8日19時時点)

今年は季節の歩みが遅いなぁ…と油断は禁物!日曜のお出かけは、秋らしい暖かな上着を準備しおくと良さそうです。