2016/10/18 07:05 ウェザーニュース

フィリピンの東の海上で発達中の台風22号は、18日(火)午前6時には925hPaまで発達し、非常に強い台風となっています。
そして、昨夜から次第に台風の中心付近には、「目」と言われる雲に穴が開いたような構造が確認できるようになってきました。

台風は発達するほどその雲の中心付近の遠心力が強くなることにより、目がはっきりとする性質があります。
目が確認できるようになってきたことから、台風が発達傾向であることが分かります。

台風22号、今日にも猛烈な台風へ

<18日(火)6時現在の情報>
大きさ    ー
強さ     非常に強い
方向・速さ  西北西 20km/h
中心気圧   925hPa
最大風速   50m/s
最大瞬間風速 70m/s

詳しい見解

今後、この台風22号(ハイマー※)はさらに発達して、18日(火)午後3時には915hPaの猛烈な勢力となる予想。その後、フィリピンを直撃する恐れがあります。
フィリピンは台風21号に続いて台風が直撃する予想で、さらに21号よりも発達した状態で接近してくる見通しです。災害の発生に厳重な警戒が必要です。

沖縄や奄美に影響も

また、この台風の影響で、明日19日(水)以降は沖縄や奄美諸島ではうねりを伴う高波に注意が必要です。特に先島諸島ではマリンレジャーなどは控えたほうが安心です。
さらに、台風は中国に上陸すると弱まりますが、向きを北や東に変える可能性があります。本州付近への直接的な影響は小さい見込みですが、秋雨前線の活動を活発化させる可能性もあるので、念のため注意が必要です。

※ハイマー:中国の言葉でタツノオトシゴ

台風21号、中国・海南島に上陸へ

<18日(火)6時現在の情報>
大きさ    ー
強さ     強い
方向・速さ  西北西 15km/h
中心気圧   965hPa
最大風速   40m/s
最大瞬間風速 55m/s

詳しい見解


台風21号(サリカー※)は、今日の午後には中国の海南島に上陸。その後はトンキン湾を通って、中国・ベトナムの国境付近へ上陸するとみています。こちらも周辺エリアでは大雨や暴風、高波、高潮に警戒が必要です。
なお、この台風は日本付近への大きな影響はない見込みです。

※サリカー:カンボジアの言葉で「さえずる鳥」

10月の台風発生平均数超える

10月に入っても台風の発生ペースは衰えず、台風22号で4個目。平年の3.6個を上回りました。
また、今年は1号の発生が非常に遅くなりましたが、10月までの平年の発生数22個にも並んでいます。まだ、フィリピンの東の海上には積乱雲の塊がいくつか見られ、対流活動は活発です。

ただ、10月中旬以降に日本に上陸した台風は過去にわずか2個。南は夏でも、日本付近は季節が着実に進んでいるため、接近の可能性は低いと見られます。