海女さん・漁師さんの体を温めるメニューとして考案

秋の行楽シーズン、各地のB級グルメを目当てにドライブというのはどうだろう。たとえば、千葉県勝浦市の「勝浦タンタンメン」、略称「勝タン」。1950年代発祥の歴史あるローカルグルメで、海で働く、海女さん・漁師さんが寒い海仕事の後に、冷えた体を温めるメニューとして考案、愛され続けてきたもの。

一般的な担担麺は、“芝麻醤”を効かせた胡麻の風味が決め手だが、「勝タン」は、芝麻醤を使わずに、醤油ベースのスープに、たっぷりと自家製のラー油をかけるのが特徴(かなり辛い)。

具材はミジン切りの玉ネギと挽肉、白髪ねぎなどが中心で、ニラやニンニクを入れる店もある。ご当地グルメの祭典、B-1グランプリの2015年全国大会で、ゴールドグランプリにも輝き、人気も上々。

勝浦市内には、多数のお店で「勝タン」が提供されていて、「熱血!!勝浦タンタンメン船団」の正会員のお店だけでも、約40軒もある。

都心からは、東関東自動車道経由で、館山自動車道 市原ICより約70分。

アクアライン経由なら、圏央道 市原鶴舞ICより約40分。

神奈川県の久里浜からフェリーに乗って、金谷から約100分というルートもある。

勝浦には、勝浦海中公園や朝市、ちょっと足を伸ばせば鴨川シーワールドや、御宿の月の砂漠、捕鯨基地の和田浦などの観光スポットもある。

休日の朝、思い立ったらクルマに乗り込み、房総半島の海沿いをドライブ。漁港の食堂で海の幸を味わって、夕方、「勝タン」を食べて帰る、といった日帰りドライブプランも楽しいのではないだろうか。

食欲の秋、この勝浦は、ご当地グルメを目当てで、ちょっと足を伸ばしてみるのに、関東の方ならおすすめの距離だ。

(文:藤田竜太)