追加メーターでの可視化も有効な手立て

どんなにクルマの性能や品質がよくなろうとも、機械である以上、故障はする。最新のクルマも壊れにくくなっただけだし、故障は未来永劫ついて回る。なにごとにも絶対はない。だからメンテなどを行うのだが、故障の前兆をしっかりとキャッチするというのも、大事に至る前の予防行為として重要だ。

ではどうやって故障の前兆を知るのか? じつは昔から変わっていないし、これからも変わらないだろう。それほどシンプルだ。ポイントはふたつのみ。「振動/異音」となる。実際の故障となってしまうと、エンジンが吹けないとか、作動しないとなるが、これらはこのふたつの前兆があるか、まったくなにもなく突然壊れるか。だからあくまでも前兆となると、振動か異音に注意していればいい。

ただ最近のクルマは制音や制振技術が向上していて、たとえばエンジンからの異音はわかりにくくなっている。またオーディオをかけていれば、その音にかき消されてしまうこともある。だから、たまにオーディオを消したり、窓を開けて走ったりすると、意外な発見をすることが多い。

振動については、体感できるものなのでオーディオなどは関係ないが、微妙なレベルだと最初は疑問に思うけど、すぐに慣れてしまったりするので、おかしいと思ったらすぐに点検に出すようにしたい。

また故障の前兆の「可視化」を進めれば、振動と異音以外にも前兆を知ることができる。それが油温や負圧などの追加メーター設置だ。純正で付いている場合もあるけど、装着していればエンジンなどの内部状況が数字で把握できる。ふだんの数値が頭に入っていれば、異常が発生した場合、気が付きやすくなるわけだ。

(文:近藤暁史)