名車A110をオマージュした快速MRスポーツ

フランスのスポーツカーの名門ブランド「アルピーヌ」のコンセプトモデルが2016年10月11日に日本初公開された。展示された「アルピーヌ・ビジョン」はミッドシップエンジンの2シータークーペだ。

2017年から欧州での発売を皮切りに世界各地で販売を開始する「アルピーヌ」は、フランス北部にあるディエップで製造される。ディエップは過去にアルピーヌを生産していた歴史ある拠点だ。

今回発表された「アルピーヌ・ビジョン」は、あくまでもコンセプトモデルであり、最終の市販モデルではない。会場の外に特別展示された1963年に登場した名車「アルピーヌA110」をモチーフに、現代技術を駆使し軽量化に徹し、コンパクトで軽快感のあるクルマに仕立て上げられているという。

シャーシは、日産のプラットホームを使わずにルノースポールが開発。専用部品を使うことにより、コアなファンの期待を裏切らない1台に仕上がるだろう。

RRレイアウトを採用した「A110」に対し「アルピーヌ・ビジョン」は、MRレイアウトを採用。ハンドリング性能を重視し、少しでも荷室を作るためだという。搭載されるエンジンは、ルノースポール製の新型4気筒にツインクラッチ2ペダルシステムのDCTを採用し、0-100km/hを4.5秒で加速する。これは、ポルシェ・ケイマンGTSやスバル・インプレッサWRX STI S206と同じタイムである。

コンセプトカーは白だが市販版ではアルピーヌ・ブルーも用意!

また、リヤにスポイラーはなし。下まわりを覗くと空力を意識したディフューザーが装備されていた。詳細は決まっていないが市販モデルになった「アルピーヌ・ビジョン」で、様々なモータースポーツ活動をしていくことも発表会で話している。

アルピーヌといえばブルーのイメージが強いが、「アルピーヌ・ビジョン」のボディカラーはホワイト。この疑問に対しては、「雪を被ったアルプスの山脈をイメージしている。が、もちろん、期待を裏切らないアルピーヌ・ブルーも用意している」との回答。会場を賑わせた。

2017年上期に予約受付も始め2018年から販売も開始するアルピーヌ。ディーラーは少数店舗で展開していくとのことだ。モデルのバリエーションについては、ひとつのモデルで複数のグレード展開を行う予定だと話し「価格はほかのルノー車よりも高いかもしれないがA110よりは安い。しかし、これ以上考えるのは時期尚早だ」という。

「まずは、四の五の言う前に来年登場するから試してほしい」とマーケティングディレクターのミハエルさん。ファンは市販モデルのデビューを楽しみに待ってほしい。

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