ベッドから転げ落ち、目をこすりながら、自分が当初の計画よりも90年も早く目覚めてしまったことに気づいたとしたら? それが、米国で12月21日に公開予定のSFスリラー映画『Passengers』の設定だ。

この映画では、5,000人の入植者たちを乗せて移住地に向けて旅立った宇宙船「アヴァロン」のなかで、ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットが演じる2人だけが、120年間続くはずだった冷凍睡眠を突然中断され、素晴らしく豪華な(そして不具合も甚だしい)宇宙船のなかで途方に暮れる。

本作の予告編第1弾は、十分に楽しそうな場面で始まる。ローレンスとプラットが、不意に訪れた自分たちの時間を一緒に存分に楽しもうと、ロボットたちと遊んだり、マイケル・シーン演じるロボット・バーテンダーのいるバーを訪れたりする。

しかし、間もなくアヴァロン号に不具合が生じ始める。われらがヒーローとヒロインは、重力に逆らった跳躍や、緊張感溢れる宇宙遊泳、今後GIF化されそうなキスシーンなど、目の回るような状況に陥ることになる。

『Passengers』の監督は、モルテン・ディルドゥム。アカデミー賞の8部門でノミネートされた『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(日本語版記事)が代表作だ。

大スター2人を迎え、予算も巨額だが、既存のコミックやヤングアダルト小説、ベストセラー書籍を原作としていないという点では最近のハリウッド映画には比較的珍しいかもしれない。脚本は、『プロメテウス』のジョン・スペイツが10年ほど前に書いたままになっていたものだという。

制作費は1億2,000万ドルとされ、ジェニファー・ローレンスの出演料はそのうちかなりの額を占めるが、彼女にはいまやそれ以上の価値があるのだ。