[2012年第25週]700MHz帯3社が決定、日本通信の攻勢、JALとANAのWi-Fi
グローバルではGoogleがAndroid 4.1(Jelly Bean)やタブレット「Nexus 7」を発表し、次世代への道筋を見せたこの週。国内でも新しい周波数の割り当てが決定し、一歩先のサービスへの方向性が見えてきた。
700MHz帯の第一希望のバンドはドコモ、富士通が出荷トップ
まず業界の動向から。総務省は、「3.9世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画の認定」を発表した。773MHzを超え803MHz以下の周波数(いわゆる700MHz帯)について、申請通り、NTTドコモ、KDDI、イー・アクセスの3社に割当てられることが確定した。審査の結果、1位の得点を得たドコモが第一希望の「Middle」バンドを獲得、同点で次点となったイー・アクセスとKDDIはそれぞれ第2希望の「High」と「Low」の割り当てが決まった(関連記事:700MHz帯の割当が決定、MiddleバンドはNTTドコモが獲得)。
NTTドコモはこれを受けて、700MHz帯を使用するLTEサービスを、2015年1月に提供開始すると正式に発表している(関連記事:700MHz帯はドコモ、KDDI、イー・アクセスに、ドコモは2015年に提供開始)。
端末の出荷統計の発表があった。IDC Japanは、2012年第1四半期の国内携帯電話市場における出荷台数を発表。第1四半期の出荷台数は、前年同期比17.3%増の1016万台。その中でスマートフォンは総出荷台数の64.5%を占めるに至った。ベンダー別出荷台数シェアでは富士通が前回まで首位のアップルを僅差で抑えてトップに立った(関連記事:2012年1Q、富士通がアップルを抜き出荷シェアトップに−−IDC Japan調べ)。
夏のイベントへの対策。KDDIと沖縄セルラーは、この夏に実施される全国の各種イベントに合わせ、車載型基地局を導入するなどしたエリア対策を実施する。ユーザーからのエリア対策の要望が多いイベントに対して、臨時のau Wi-Fi SPOTの設置と車載型基地局の出動でエリアを確保する。また、今年から新たに、可搬型基地局も利用する。全国の主な花火大会や夏祭りなどが対象となる(報道発表資料:夏の各種イベントにおけるau携帯電話のエリア対策について)。
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日本通信がLTE利用の新製品を続々
NTTドコモの3G/LTE網を利用してサービスを提供している日本通信が、矢継ぎ早に新製品を投入している。まず月額2970円でLTEと3Gを利用できる「PairGB SIM」(ペア・ギガバイト・シム)の販売を開始した。月間2GBまでの利用制限がある一方、月額2970円と低料金で利用できるほか、SIMを2枚提供するため2台の機器や2人で利用できる利便性もある(関連記事:日本通信、2枚のSIM、2GBまで月額2970円で使える3G+LTEサービス「PairGB SIM」)。
発表当初は販売ルートを明らかにしていなかったが、ヨドバシカメラのネット通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」と、「Amazon.co.jp」で6月30日に販売を開始した(報道発表資料:日本通信の「PairGB SIM」(ペア・ギガバイト・シム)、本日、ヨドバシカメラで受注開始、日本通信の「PairGB SIM」(ペア・ギガバイト・シム)、本日、アマゾンで受注開始)。
また、日本通信は「停電時の通信利用」という新しいコンセプトのSIMパッケージ「停電通信」を発売した。LTE対応のUSB通信端末と3カ月または500MBまでの利用権が付属する。価格は3万4000円で、3カ月500MBの利用が終わった後でも1200円で3カ月500MBの利用権を追加購入できる。非常時の停電などの際に、バッテリーのあるノートパソコンと組み合わせてライフラインとしての通信回線を確保するための製品とのこと(報道発表資料:日本通信、停電時でも重要な連絡先とつながる「停電通信」を発売。
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広がるWi-Fi利用のネット接続
日本の航空会社でも機内でWi-Fi利用のネット接続が可能になる。日本航空(JAL)は、国際線の機内におけるインターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」を開始する。7月15日にニューヨーク線でサービスを開始し、以降、シカゴ線・ロサンゼルス線・ジャカルタ線にも順次、展開する計画。 対象となる飛行機はボーイング777-300型機で、料金は1時間までが11.95米ドル、24時間までが21.95米ドルなどのクレジットカード決済となる(報道発表資料:国際線機内インターネット接続サービス 「JAL SKY Wi-Fi」開始)。
一方、全日本空輸(ANA)も国際線のインターネットサービスを開始する発表をJALと同日に行なっている。オンエア社のWi-Fiサービス「インターネットオンエア」を利用し、2013年夏に提供を始める。ボーイング777-300ERならびに767-300ERで運航するANA国際線機内においてインターネットが使えるようになる(報道発表資料:ANA国際線機内で、Wi-Fiサービスがご利用できるようになります)。
地上でのWi-Fiサービスも拡充。ソフトバンクモバイルは公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」のエリア拡大を発表している。1つは、紀伊國屋書店で、一部を除く全国の紀伊國屋書店内においてソフトバンクWi-Fiスポットが利用できるようになった。またソフトバンクモバイルは、全国の「ラウンドワン」店舗(一部を除く)内でも、ソフトバンクWi-Fiスポットが使えるようになったと発表している(報道発表資料:全国の「ラウンドワン」店舗で「ソフトバンクWi-Fiスポット」が利用可能に、全国の紀伊國屋書店で「ソフトバンクWi-Fiスポット」が利用可能に)。
電子書籍、カーナビ、POS−−用途が広がる
スマートフォンやタブレット端末の活用の幅を拡大するソリューションがいくつか登場している。ソニーは、ソニーモバイルコミュニケーションズのスマートフォン「Xperia」シリーズ向けに、電子書籍アプリ「Reader for Xperia」の提供を開始したと発表した。アプリは無料でダウンロードできる。電子書籍リーダー「Reader」向けの電子書籍コンテンツを、Xperiaでも楽しめるようなる。今秋からは他社製のAndroidスマートフォンやタブレット端末にも対応を拡大する予定だ(関連記事:ソニー、電子書籍アプリ「Reader for Xperia」を提供開始)。
NTTドコモは、タブレット端末をカーナビとして使える「ドライブネットクレイドル 02」発売した。7インチ台のタブレット端末や5インチ台のスマートフォンと組み合わせて、大画面で快適なカーナビ機能を提供する。サービス利用には「ドコモ ドライブネット」(月額使用料315円)のサービスへの加入が必要。スマートフォン向けの「ドライブネットクレイドル 01」と異なり、センサー部分を別のボックスにしてGPS電波をより捕捉しやすくするなどの工夫がある(報道発表資料:ドコモタブレット向けの「ドライブネットクレイドル 02」を発売)。
シーエフ・カンパニーは、iPhoneやiPod touchをモバイルPOS端末として活用できるようにするためのジャケット型ユニットの新製品を発売したと発表した。2次元コードの読み取りにも対応した「1次元/2次元バーコードリーダー+2"モバイル プリンター+ 磁気カードリーダー」(商品名はiAPS-DS247-2D)である。今回の新製品では、QRコードなどの2次元コードを読み取れるようになったほか、スマートフォンなどの画面に表示させた2次元コードも判読できるため、用途が広がった(関連記事:2次元コード対応のプリンター内蔵型iPhone用POSジャケット)。

昨年の第25週のできごと
・ドコモはフェムトセルにシフト?
・ウイルス対策も、ライブ中継も、スマホで無料!
・タブレット端末、電子書籍端末にも動き!
・接続料問題は解決へなお道遠し?
- 「年収460万円」…中国に安く買われる日本の“頭脳”(産経新聞) 6月19日 9:00
- やらせメールで辞任後「天下り」 九電前社長、子会社へ(朝日新聞) 6月19日 19:48
- がれき商品の売り上げでカフェ開店 陸前高田の有志(河北新報) 6月19日 6:10
- 群馬の工場、事故で停止=「プレミアム・モルツ」製造―サントリー(時事通信) 6月19日 19:29
- 「平均勤続年数ランキング」トップ300 長く働き続けられる会社はどこだ?(東洋経済オンライン) 6月18日 8:20
- 「定価販売」解禁検討へ メーカー・小売り合意が条件(朝日新聞) 6月19日 21:42
- 昨年12月に定期検査=インド洋で事故のコンテナ船(時事通信) 6月19日 21:33
- 「長期金利の高騰回避に最大限努力」日銀総裁
(読売新聞) 6月19日 21:27 - アベノミクス成長戦略への「2つの誤解」 成長戦略では、そもそも成長できないのが当たり前
(東洋経済オンライン) 6月19日 21:20 - 「住みよさランキング2013」トップ50 総合トップ3は印西(千葉)、野々市(石川)、守谷(茨城)
(東洋経済オンライン) 6月19日 21:20


















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