ことしで8回目を迎える日韓文化交流イベント「日韓交流おまつり2016 in Tokyo」が9月24日(土)〜25日(日)の2日間にわたり、東京・日比谷公園で開催された。

 昨年、日韓国交正常化50周年を迎え、2016年は「日韓交流元年」として「共に創ろう 新たな50年」をスローガンに、両国の伝統芸能やK-POPカバーダンスの披露、韓国の伝統文化体験、韓国料理の販売、観光や書籍の紹介コーナー等さまざまなイベントが催され、訪れた人たちを楽しませた。

 25日(日)には人気アーティストによるK-POPシークレットコンサートが開催され、ことしはホ・ガク、ホン・ジニョン、「CODE-V」、「LOVELYZ」(ラブリーズ)の4組が出演。

 トップバッターを務めたのは韓国の大衆の心を掴むバラード歌手ホ・ガク。「その日を私の背中の後ろに」、「Hello」を熱唱。暮れ行く東京の空に伸びやかなホ・ガクの歌声が響いた。
ホ・ガクはMnet「スーパースターK2」の優勝者で、韓国では誰もが知る国民的歌手。MCの古家正亨とYumiとのトークでは、「実は(同じ事務所の)『Apink』が行くのかと思っていたら、僕?! (笑)」と自分でも驚いたと言い、「皆さん、『Apink』待っていましたか。今日、僕が来ちゃいました。ごめんなさい(笑)」とお茶目なトークで笑わせた。

 日韓交流のステージに立つことについてホ・ガクは「国は違いますが、音楽という一つの文化で皆さんと一緒に楽しむことができて本当に光栄だと思います」と伝えると、客席からは温かい拍手が送られた。「もし日本のアーティストとコラボするなら? 」という質問には、昔から大好きだという「L'Arc〜en〜Ciel」や中島美嘉とコラボしてみたいと明かし、ステージ後半はドラマ「最高の愛」のOST「僕を忘れないで」やイ・ジョクの「空を走る」を歌い上げ、会場を沸かせた。

 2組目は幅広い世代から人気の新世代トロット歌手、ホン・ジニョンが「こんにちは」を披露して客席を盛り上げた。韓国ではトロットの女神と言われる彼女だが、トークでは愛嬌溢れる素顔を覗かせた。日本の食べ物が大好きというホン・ジニョンは、「韓国ではいっぱい食べる女の子として有名なんです。このステージが終わったら焼き肉を食べに行こうと思っています! 」とうれしそう。スタイルキープのために「食べる時は食べるけど、ダイエットと決めたら絶対に食べない」と秘訣を明かすも、「女性の芸能人として暮らすのは本当に大変なんですよ…」とぼやいてみせ、笑いを誘った。

 またMCから「最高の愛嬌を見せて」と頼まれると、韓国でオロナミンCのモデルをしているという彼女はノリノリでCMソングを歌って会場を和ませる場面も。そんなホン・ジニョンのノリのよさに観客も拍手喝采。「日本語もできないですが、この時間だけはしっかりと音楽で意思の疎通をしていきたい」と心境を伝えると、和やかなムードのままトロット歌手としてのデビュー曲「愛のバッテリー」、「Thump Up(親指チャック)」で盛り上げ、1曲終わるごとに「ありがとうございますね! 」と可愛らしい日本語で感謝を伝えた。最後は音楽番組でも4位にもランクインされた「生きるというのは」をしっとりと歌い上げ、ホン・ジニョンのチャーミングなトロットステージが終了。

 3組目は高い歌唱力を誇る5人組ダンスボーカルグループ、「CODE-V」。黄色い歓声が上がる中、ステージに映える赤い衣装で「Addiction〜君なしには、生きられない〜」の洗練されたダンスパフォーマンスからスタートして視線を引きつけると、「こんにちは、僕たちは『CODE-V』です! 」とあいさつ。サンウが「日韓交流おまつりのイベントに出演させていただき、ありがとうございます」と気持ちを伝え、ナロが「いろんな屋台が並んでいますが、皆さん美味しいもの食べましたか? 」と呼びかけると、「イェーイ」と応じるファン。それぞれ自己紹介の後、「僕たちボーカルダンスグループなので、僕らの声だけでお届けしたい」とアカペラを披露。5人の美しく優しいハーモニーが響き渡った。

 韓国ドラマ「ジャイアント」のOST曲「仲直りしないで」で再び客席の耳を奪うと、MCいらずの抜群の日本語力でトークも自分たちだけで行った。「CODE-V」をよく知らない人のためにとナロ自らグループの経歴を紹介。「47都道府県全部回りました」と話すと、日本のステージを大切にしてきた彼らに会場からは拍手。名前だけは覚えて帰ってほしいとウシクが「僕たちは、CODE? 」と呼びかけると、「V! 」と観客とのコール&レスポンスもバッチリ! 

 テフンが10月2日の中野サンプラザでのワンマンライブをアピールすると、ルイが「10月? 」と突然客席に振り、観客も「2日! 」とノリ良く応じた。「僕たちお笑い芸人じゃないから…誤解しないでください(笑)」とサンウ。「CODE-V」のラストナンバーは7月に発売された11枚目のシングル「君といた夏」。夜空と観客の心に5人のボーカルが染み渡った。

 最後は「INFINITE」の妹分として2014年にデビューした8人組ガールズグループ、「LOVELYZ」。清楚な制服風の衣装で登場すると、会場からは男女問わず、大きな声援があがった。メンバーの名前を呼ぶ声が上がる中、「Destiny」、「Hi〜」で清らかな歌声と溌剌としたパフォーマンスを披露し、「こんばんは! 私たちは『LOVELYZ』です」と笑顔であいさつ。

 トークでは、「久しぶりに日本のステージに立ったのですが、日本のファンの皆さんは来る度にすごく私たちを歓迎してくれて、今日も本当に最高です! 」と笑顔を見せたスジョン。

 日本での活動を待ちわびているファンにBaby Soulは「私たちも本当に日本に来て活動がしたいです。日本でこれから機会があればどんどん来て皆さんの前で歌いたいと思っています。がんばります」と意欲を語り、イェインも「これからもがんばって活動しますので、日本に来る度に私たちを応援していただきたいと思います。これからもがんばります」と伝えた。トークの間にもハートマークを作ってファンに飛ばしたり、手を振ったりと可愛らしさたっぷりの「LOVELYZ」。

 「For You」でさらにファンを魅了すると、スジョンは「『For You』のミュージックビデオは日本で撮りました」と明かし、「今日いらっしゃった皆さん、家に帰ったら必ず見てくださいね! 」とクリックするポーズをしながら可愛くアピール。そして最後の曲は「Ah-choo」。透明感と厚みのある「LOVELYZ」の歌唱と可憐なダンスで観客の心をしっかり掴み、「以上、LOVELYZでした! 愛してるよ〜」と声を揃えると、「カギシロヨ(帰りたくないです)」と名残惜しそうにステージを後にした。

 クロージングではMCの古家正亨とYumiが「来年も必ずまたお会いしましょう! 」と来場者に呼びかけ、大きな拍手で再会を誓い合った。さまざまなイベントを通して日韓の文化交流を深めた2日間。日韓の草の根レベルの交流を通して、“新たな50年”に向けての一歩が始まる。