数々の映画やドラマで活躍中の俳優イ・ジュンが、日本では2回目となる単独ファンミーティング「2016 イ・ジュン プレミアム ファンミーティング」を9月10日(土)に東京・浜離宮朝日ホール・小ホールにて開催した。

 今回は本人たっての希望により、ステージと客席の距離が近い小さなホールが会場として選ばれ、ドラマ撮影などで多忙を極めるスケジュールの中でも日本のファンを思うイ・ジュン自身のアイディアがたくさん盛り込まれたイベントとなった。

 会場の照明が暗くなりイベントの開演を告げると、軽快なミュージックと共にイ・ジュンがステージに登場。

 キレのあるダンスと共に「Can’t stop the feeling」を、そしてアコースティックな雰囲気の「Love never felt so good」という英語詞の2曲を続けて披露した。

 イベントは昼夜の2公演が開催され、今回は夜公演の模様をレポート。
昼の公演では、今年1月に開催されたファンミーティング以来約8か月ぶりとなる日本での活動に少し緊張していたというイ・ジュンだが、夜の公演では会場の雰囲気をリードする余裕が見られた。「1部の公演を終えて感じたことですが、皆さんとの距離がすごく近いですね。後ろの席の方たちが何か他のことをしていても全部見えますよ(笑)」と会場の笑いを誘った。イ・ジュンは「本当に近い距離で家族のような雰囲気ですね。家で会話をしているみたいです」とうれしそうに表現した。

 現在イ・ジュンは韓国でチェ・ジウとの共演ドラマ「キャリアを引く女」の撮影真っ最中。その役どころを「正義感に溢れた、まさに僕自身と言えるキャラクター、これ以上ないくらい良い人です。やっと僕のアイデンティティーに出会えました」と紹介した。このドラマは韓国で9月中に放送がスタートする予定で、チェ・ジウ出演作品ということもあり日本での放送開始にも期待が高まる。

 そして日本ではMnetで主演ドラマ「ヴァンパイア探偵」が放送中。「皆さんご覧になっていますか? 何話までいきました? 正直な感想が聞きたいです」とファンに問いかけ、アクションシーンや爆破シーンなどの危険が伴う過酷な撮影に苦労が多かったというエピソードを語った。

 次のコーナーでは抽選で選ばれたファンとイ・ジュンを含めた3人1組のチームを作り、床に敷かれた小さなマットの上に乗って、足がマットの外に出ないようにしながらバランスを競うゲームに挑戦。普通に立っている状態ではとても大人3人が入りきるスペースはないそのマットの上で、ファンはイ・ジュンと密着してお互いに支え合いながら姿勢を保たなくてはいけない。選ばれたファンはもちろん、見守る客席のファンもそのドキドキ感を一緒に楽しんだ。最後まで勝ち残ったチームへは「1時間くらいかかりました」とイ・ジュン自らが組み立てた小さなレゴの置物が賞品として贈られた。

 質問コーナーでは、イ・ジュンが客席を自ら周りファンからの質問に答えた。「韓国料理で1番好きなものは何ですか? 」という質問には、頭を抱えて悩みながらも「ご飯! 全部好きです」と答え、「日本の料理で何が好きですか? 」と逆にイ・ジュンからファンへ質問が返される。「お寿司」というファンからの回答に「僕もお寿司大好きです」とイ・ジュンも日本食への愛情を示した。「日本で旅行をするとしたらどこに行きたいですか? 」という質問を受けると、イ・ジュンは「秋田」と即答。出演ドラマのロケ地であったことも知られており、会場からも納得の声があがった。秋田で雪が降る中温泉に入ってビールを飲んだ思い出を「すごく幸せでした」と語った。

 今回のファンミーティングでは、ファンとの距離感を大切にすることに加えて「ファンに歌を聴いてほしい」という気持ちからイ・ジュンは日本語の曲を含めて6曲の歌を準備してきた。その6曲について「すべて僕がカラオケでよく歌う曲です。上手に歌える曲ではなく、僕自身が好きな曲を選びました」と語るイ・ジュン。「少し恥ずかしいのでサングラスをかけようと思っていたんですが、持ってくるのを忘れてしまったので貸してくれる方いませんか? 」と客席に呼びかけ、応援グッズとしてファンが作ったレンズの部分にハングルで「イ・ジュン」と書かれたサングラスを借りて、「前が見えないけど…真剣な歌ですよ」とユーモアを交える。

 この心強いアイテムを装着し、「ちょっと休もう」と「Love of my life」の2曲をしっとりと歌い上げる。男らしくも柔らかい歌声は俳優業に専念するようになった今も健在だ。

 さらにファンにこの日の思い出をプレゼントしたいということで、特別にフォトタイムも開催。ステージの上、そして客席後方の通路まで周り、様々なポージングと表情でファンサービスした。

 楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、このプレミアムな1日を締めくくるあいさつとして、「今日来てくださった皆さんは本当に僕にとって大きな力になります。時間が経ってもこうして変わらずに会いに来てくれる皆さんに感謝すると共に、皆さんから感動をもらっています。またお会いしましょう! 」とイ・ジュンからファンへの気持ちが伝えられると、会場はあたたかい拍手で包まれた。

 最後に韓国語曲の「Bye」、そして日本語で「Goodbye days」のカバーを歌いファンへ贈ったイ・ジュン。歓声が飛び交う中、客席を縦横無尽に駆け回り見せた笑顔には、日本のファンから受け取ったエネルギーが満ち溢れていた。