CUBEエンターテインメントが「BTOB」以来、4年ぶりに発表する大型男性アイドルグループ「PENTAGON」(ペンタゴン)が10月10日(月)、に韓国・ソウル市西瑞(ソチョ)区にあるセビッドゥンドゥン島コンベンションホールにてデビューショーケースを開催した。

 「PENTAGON」は10人組。まさにこの日“10月10日、10人のスターが誕生する”瞬間を、見届けた。
「PENTAGON」は、2016年5月17日から7月19日まで韓国で放送されたデビューサバイバル「PENTAGON MAKER」を通じて、正式にデビューを決めたグループだ。グループ名の「PENTAGON」は“五角形”を意味し、アイドルとして生きていくのに必要な5つの要素、歌・ダンス・チームワーク・タレント性・マインドをすべて備えた完ぺきなグループでありたいという願いが込められている。

 デビューミニアルバムのMVと同様のセットがステージに準備され、まるでMVの世界に招待されたかのような雰囲気の中、ついにイエローとブラックがコンセプトの衣装を身につけた10人のメンバーが登場! 
「Wake up」から始まった「PENTAGON」のデビューステージは、新人とは思えない完ぺきなパフォーマンスで観客を圧倒し、オープニングから会場を熱狂させた。

 続いて、「PENTAGON」の名刺代わりともいえそうな楽曲「Pentagon」を披露してから、あいさつとトークの時間が設けられた。

 「アンニョンハセヨ! ペーンタスティック! 『PENTAGON』です」という掛け声を皮切りにひとりひとりの自己紹介へ。
グループの掛け声「ペーンタスティック! 」は、「ペンタゴン」と「ファンタスティック」が合わさったもので、力こぶを肩の上に担ぎあげるような動作をする。“ファンタスティックなペンタゴンに一緒に乗って! ”という意味だという。

 メンバーはジノ、フイ、ホンソク、イドン、シンウォン、ヨウォン、キノ、ウソクの8人の韓国人に加え、日本人のユウト、中国人のイェンアンの10人で構成。ユウトとイェンアンは、流暢な韓国語を使いこなし、驚くべきことにメンバー全員が英語、日本語、中国語を自由自在に使いこなせるなど、今後グローバルな活躍が期待されている。
和気あいあいとした雰囲気のなかでトークが進められた。

 「PENTAGON MAKER」放送時には、数名のメンバーが脱落をしてしまったが、結果的には10人揃ってデビューを決めたことについての心境や、脱落したメンバーがこの間、どのように過ごしていたかなどが語られた。生き残ったメンバーも、脱落したメンバーも“10人揃っていないと「PENTAGON」ではない”という強い思いを抱えていて、その思いが事務所のスタッフにも伝わり、10人でのデビューが実現したそうだ。
番組内での過酷なミッションがあったからこそ、メンバー間の絆が深まったと明かした。また、これまで事務所の移籍等、さまざまな話題が取り巻いていた、ジノとホンソクに質問が集中する場面も見られた。

 さらにMCからメンバーひとりひとりへ質問が投げかけられ、即座に答えるというコーナーも。
練習生期間が最も長かったジノには「これまでどうしてデビューできなかったと思いますか? 」と問いかけると、「『PENTAGON』になるためにデビューできなかったんだと思います! 」と力強く答えた。

 ラップや愛嬌を担当するメンバーは即興で自慢の“一発芸”を披露したり、演技経験のあるヨウォンは演技のワンシーンを、ビジュアル担当のシンウォンは衣装を肌けさせ、“美しい鎖骨”を見せるなど個性的な魅力を発揮した。

 MCから「この中で一番性格が悪いメンバーは? 」というちょっと意地悪な質問を投げられたイェンアンは「そんな質問をしてくるほうが悪いですよ! メンバーはみんな優しくて、なにより僕によくしてくれるんです! 」とメンバー愛を語る場面も。
それぞれの性格をよくわかり合っている「PENTAGON」だからこそ、お互いを自然にフォローし合うなど仲の良い姿も見られた。

 続いて、グループ名と同名のデビューミニアルバム「PENTAGON」についての紹介へ。
グループ名と同名ということでメンバーたちの思い入れは強いようで、デビュー作ではなかなか見られないことだが、メンバーたちが自ら楽曲制作に参加しているというのだ。「PENTAGON」には全7曲が収録されているのだが、そのうちの5曲にメンバーたちの手が加わっていて、曲紹介や、曲に対する思いもそれぞれ語られた。

 タイトル曲の「Gorilla」は、「EXO」の「Growl」、「Red Velvet」の「Dumb Dumb」、「LOVELYZ」の「Ah-Choo」を作詞したソ・ジウム氏のプロデュース曲であるという。一度聴いたら頭から離れない、中毒性のある歌詞とサウンドが特徴的な曲だ。野生美溢れる男らしさを動物の“ゴリラ”に表現したという楽曲ということで、「メンバーの中では誰が一番ゴリラっぽいですか? 」という質問に、大多数のメンバーがイドンを指さした。イドン本人は、「コンセプトがゴリラだからゴリラに没頭しただけですが、みんなゴリラのように見てくれるんですね~」と苦笑い。「Gorilla」のラップメイキングには、イドンも参加したという。

 その後、「Gorilla」を披露し、再びトークの席へ着いたメンバーたちは、「Gorilla」の振付ポイントをアピールした後、MV撮影時のビハインドストーリーを語り始めた。
慣れない撮影に疲れ切っていたメンバーの元へ応援に駆け付けてくれたのが、CUBEエンターテインメントの先輩である歌手ヒョナや、ガールズグループ「CLC」であったという。そのおかげもあって、まるで映画のような素晴らしいMVが完成したと感謝の思いを述べた。

 「Gorilla」のMV鑑賞後、記者による質問タイムへと続いた。


<B>―同時期にデビューした「SF9」についてどう思いますか? また、CUBEの先輩たちからはどんなアドバイスをもらいましたか? </b>
ジノ:どうしてもデビュー日が5日しか離れていないので、意識しないわけにはいきませんが、「SF9」に限らず、僕たちは作詞・作曲・振付・プロデューシングが自分たちでできるため、僕たちだけの魅力が詰まった活動をお見せしていけるのではないかと思います。あえて言うならば、そんな部分が「SF9」との違いだと言えます。
シンウォン:僕たちの先輩「BTOB」のウングァン先輩が助言をしてくれましたが、「BTOB」もデビューの準備をしていた頃、「BEAST」の活動する様子を見たり、助言を聞いたりしてとても力になったと言っていました。だからこそ僕たちも、「BEAST」や「BTOB」の名に泥を塗らないように頑張りたいと思います。

<B>―「PENTAGON MAKER」が「PENTAGON」誕生の役に立ったポイントと、CUBEの先輩「BEAST」や「BTOB」との違いを教えてください。</b>
フイ:練習生だった頃は、舞台に立って人前に出る機会はほとんどありませんでしたが、「PENTAGON MAKER」を通じて、それらを経験することができましたし、放送を通じてモニターに映る自分たちを見ることができる機会につながりました。また、「BEAST」や「BTOB」との違いに関しては、「BEAST」の洗練されたパフォーマンスと、「BTOB」のボーカルラインが合わさったようなグループになりたいという願いがあります。今はまだ違うかもしれませんが、そういう抱負があります。

<B>―メンバーのなかには、まだあまり知られていないメンバーもいる反面、ジノさんとホンソクさんは、事務所移籍等で多くの人々に知られた存在ですよね。どういう経緯でCUBEに来ることになったのか教えてください。</b>
ジノ:前の事務所(SMエンタ)に6年ほど所属していました。とても良い事務所でしたが、僕が考える道と、事務所が考える道が少し違ったので、良い意味で(退所の)あいさつをすることになりました。そんな時にCUBEの新人開発チームのチーム長に呼んでいただいて、オーディションを受けて、入所することになりました。
ホンソク:僕は、YGにいた頃「iKON」のメンバーを選ぶ「MIX & MATCH」に参加しましたが脱落して、そのままYGに残留することになりました。今もそうですが、その時もすでにアイドルとしてデビューするには若くない年齢だったので、「WINNER」や「iKON」がデビューしたばかりで、今度いつ自分の番がまわってくるのかと思ったら怖くなりました。「僕だけのグループを探さないと」という思いからYGを退所して、いろんな事務所を探している時にCUBEに出会いました。新人開発チームの理事から「PENTAGON」の計画を聞いて、とても理想的だと思いました。

<B>―CUBE所属のアーティストは芸名を使わず、みんな本名で活動していますよね。しかし「PENTAGON」には芸名のメンバーが4人もいます。名前の由来と芸名を使用する理由を教えてください。</b>
ヨウォン:僕の本名はチャングといいます。僕は僕の名前も好きですし、スタッフさんたちも好いてくれていますが、僕は俳優としても活動がしたいので、より俳優らしい名前を望みました。そんなに活発な性格ではないので、そこをカバーしてくれる名前を探していました。“ヨウォン”という名前に出会いましたが、“ウォン”は数字の“ONE”、苗字の“ヨ”を合わせて“ヨウォン”です。たった一人しかいないアーティストになりたいという願いから付けました。
キノ:僕の本名はヒョングといいます。さきほどのヨウォン兄さんは“チャング兄さん”で僕はヒョングです。だからファンの方々は親しみを込めて“ヒョングチャング”とセットで呼んでくれることも多いのですが、僕がこれから歌手としてお見せしたいカラーなどを考慮してよく似合う名前を考えました。これまで芸名の意味は一度も話したことがありませんでしたが、“KINO”と書くのですが、“INO”は“イノベーション”、“K”は苗字の“カン”と“KOREA”の“K”から取ったものです。“カン、KOREAの革新”という意味があります。
フイ:僕の本名はイ・フェテクといいます。僕も自分の名前が好きですが、特に外国の方には“フェ”の発音が難しいようで。そこで、“フェ”は中国語で“フイ”と読むと知って、“HUI”になりました。
イドン:僕の本名はキム・ヒョジョンといいます。僕はラッパーなので、自分の名前をラップに入れたいという夢があります。しかし、“ヒョジョ〜ン”というのは個人的に合わせにくいと思って芸名を考えました。そこで“ヒョ”の漢字は“暁(あかつき)”と書くので、“EAST(東)”の“DAWN(夜明け)”という意味の“E’DAWN(イドン)”という名前を付けましたが…いかがですか? 

 興味深い質問も多く飛び出した「PENTAGON」のデビューショーケース。
パフォーマンスも、質問への受け答えも、すっかり完成されたアイドルだった「PENTAGON」。最後に設けられたフォトタイムも、魅力たっぷりのポーズを見せてくれた。

 今後、歌番組などへの露出も増えていくという「PENTAGON」だが、今後は韓国のみならず、アジア各国で、そして世界で活躍できるグループになるのではと期待が高まるデビューショーケースであった。