2007年に大学生・社会人ドラフトで6球団が競合し、ソフトバンクと中日を渡り歩いた大場翔太が昨秋、戦力外になったことを受け、競輪界挑戦の決意を明らかにした。

 これまでもプロ野球界から競輪界へは多くの選手が転身を果たしている。競輪界の元プロ野球選手をまとめてみた。

◎「現役競輪選手」の元プロ野球選手

■塚本善之(投手・1987年ドラフト5位・47歳)
在籍球団:広島
プロ野球引退年:1990年
競輪デビュー年:1993年
競輪成績2039戦121勝(A級3班)

■松谷秀幸(投手・2000年ドラフト3位・34歳)
在籍球団:ヤクルト
プロ野球引退年:2006年
競輪デビュー年:2009年
競輪成績:565戦164勝(S級1班)

■北野良栄(捕手・2001年ドラフト5巡目・33歳)
在籍球団:ダイエー/ソフトバンク
プロ野球引退年:2006年
競輪デビュー年:2009年
競輪成績:762戦158勝(S級2班)

■兵動秀治(内野手・1997年ドラフト2位・37歳)
在籍球団:広島
プロ野球引退年:2003年
競輪デビュー年:2010年
競輪成績:661戦119勝(A級3班)

■萱島大介(内野手・2002年ドラフト11巡目・37歳)
在籍球団:阪神
プロ野球引退年:2006年
競輪デビュー年:2010年
競輪成績:466戦131勝(A級1班)

■宮崎一彰(内野手・1999年ドラフト7位・41歳)
在籍球団:巨人〜西武〜高知ファイティングドッグス
現役引退年:2008年
競輪デビュー年:2011年
競輪成績:445戦71勝(A級2班)

伊代野貴照(投手・2002年ドラフト10巡目・36歳)
在籍球団:阪神〜兄弟エレファンツ(台湾)〜高知ファイティングドッグス)
現役引退年:2009年
競輪デビュー年:2012年
競輪成績:405戦117勝(A級1班)

◎元ヤクルトの松谷秀幸がトップレーサーに!

 元プロ野球選手という経歴を持つ現役の競輪選手で最も勢いに乗っているのは元ヤクルトの松谷秀幸だ。競輪では実力によってA級3班、A級2班、A級1班、S級2班、S級1班、S級S班の6つのクラスに振り分けられるが、松谷はS級1班に所属。トップクラスのレーサーのなかでしのぎを削っている。ヤクルト時代はケガに泣かされ、未完の大器で終わったが、競輪ではすでに獲得賞金1億円オーバー。年齢的にもトップ9人のS級S班入りを狙える位置だ。

 元ソフトバンクの北野良栄、元阪神の伊代野貴照もS級で勝利を挙げており、実力は折り紙付きだ。

 抜群の身体能力を生かして競輪の世界でも輝く元プロ野球選手たち。大場が競輪界に飛び込むならば、さらにワクワクできること間違いなし!

 誰に師事するのか、競輪学校に入れるのか……。すぐにデビューとはいかないが、数年をかけての挑戦になりそうだ。


文=落合初春(おちあい・もとはる)