【ワシントン=山本貴徳】米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は21日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開いた。

 会合後に記者会見したFRBのイエレン議長は、「ほとんどのFOMC参加者は今年1回の利上げが適切だと考えている。私もそうなると思う」と述べ、年内に利上げする可能性を強く示唆した。

 次回のFOMCは11月1、2日と、米大統領選の投開票日(11月8日)の直前にあたる。影響を避けるため、大幅な政策変更は困難とみられており、12月利上げの可能性が一段と高まった。

 今回のFOMCの採決では、投票権のある10人のうち、金融政策の現状維持に7人が賛成し、追加利上げを見送った。短期金利の指標となるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を年0・25〜0・50%に据え置いた。