秋の味覚、サンマが深刻な不漁に陥っている。

 昨年の水揚げ量は約40年間で最低水準だったが、今年はさらに減少する見通しだという。海流の影響とともに原因とみられているのが、サンマの回遊ルートにあたる公海上での台湾や中国の漁船による「先取り」。このままでは値段が高止まりし、庶民の味のサンマに手が届きにくくなる心配もあるため、水産庁は中台などと漁船数抑制で合意するなど対策に乗り出している。

 東京都文京区の住宅街にある鮮魚店「魚鉄」。冷蔵ケースの中央には氷水につけられた生サンマが並ぶ。23日の店頭での値段は、北海道産が1匹300円(税抜き)、塩焼きは1匹350円で、例年より型が小さく、高めだという。