【ワシントン=山本貴徳】世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会(パネル)は22日公表した報告書で、欧州連合(EU)が欧州の航空機メーカー・エアバスに対し、WTOのルールに違反する資金支援を続けていると認定した。

 EUを訴えていた米国の主張を認めた。

 米通商代表部(USTR)のフロマン代表は22日の声明で、「米国の圧勝だ。報告書は国際貿易ルールを強化する内容で、米企業は公平な条件で競争できるようになる」と強調した。EUと関係国によるエアバスへの資金支援は220億ドル(約2兆2000億円)に上るといい、USTRは不公平な競争によって米国企業による輸出の機会が奪われたと主張していた。

 WTOは2011年、米国の訴えに基づき、エアバス支援についてEUに是正を求めた。だが、米国は「その後もEUが支援を続けている」として、再び訴えていた。