幕末の志士・坂本龍馬が、「新国家」という言葉を使い、新政府の樹立に専心していたことを示す手紙が見つかった。

 高知県が13日発表した。暗殺の5日前に書かれ、福井藩の財政を立て直した 三岡 みつおか 八郎(後の由利公正)を新政府の財政担当者にするよう同藩重臣に懇願した内容。専門家によると、「新国家」と記された龍馬の手紙はこれまでになく、新たな国づくりに情熱を傾けた様子が表れている。

 龍馬は、1867年(慶応3年)10月の大政奉還後、新政府樹立に向けて、同月末から福井を訪れ、旧知の三岡と面会して財政政策を話し合った。11月5日に京都へ戻り、土佐藩重臣の後藤象二郎に宛て、三岡を新政府の財務担当者に推す手紙を書いた。その草稿が2014年に見つかっており、今回はその続きとみられる。