囲碁界の最高位を争う第41期棋聖戦(読売新聞社主催)、井山裕太棋聖(27)と挑戦者、河野臨九段(36)の第1局が14日、島根県安来市の「さぎの湯荘」で始まった。

 棋聖位5連覇と名誉棋聖の資格取得がかかる井山棋聖に、棋聖戦七番勝負初登場となる河野九段が挑むシリーズ。午前9時、立会人の趙治勲名誉名人の合図で対局が始まった。

 握りで先番となった井山棋聖は第一着を右上隅星へ。右上で白が隅の地をえぐり、黒が厚みを築く形となったが、河野九段は白16と意表の一手を放った。井山棋聖は左上隅へ掛かり、白が下辺を連打する展開となった。

 解説の清成哲也九段は「河野さんの白16は衝撃的な新手で、意欲的な布石だ。作戦の分岐点で、次の手によって展開が変わりそうだ」と話している。