東京・築地市場(中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の建物下に盛り土がなかった問題で、小池百合子都知事は23日、定例記者会見で、都の内部調査の結果を今月中に公表する方針を示した。

 当初は28日の都議会開会前の公表を予定していたが、「曖昧な点があり、まだまだ詳細な説明、チェックが必要だ」と調査期間を延長した理由を説明した。

 小池知事は「盛り土なし」に方針が変更された経緯について「施設の設計を進める過程で、盛り土を行わない方針が固まったという説明があった」と述べた。ただ、いつ誰が決め、なぜ専門家に意見を求めなかったのかなど不明点が多く、調査継続が決まった。

 都の調査に対し、都中央卸売市場の歴代5人の市場長は「地下空間の存在を知らなかった」と証言しており、小池知事は「ガバナンス(統治)の問題と縦割りの問題。無責任体制と言わざるを得ない」と厳しく批判した。