乗客乗員15人が死亡、26人が重軽傷を負った長野県軽井沢町のスキーツアーバス事故から15日で1年となるのを前に、地元住民らが14日朝から事故現場を訪れ、犠牲者の冥福を祈った。

 事故が起きた国道付近では、「遺族の会」(田原義則代表)の要望を受け、国土交通省が昨年12月、慰霊に訪れる人向けの歩道(長さ約210メートル、幅約2メートル)を整備した。これにより、国道脇の駐車場から、バスが転落した現場付近まで訪れやすくなった。献花台も設けられている。遺族らは今後、事故の記憶を残すための石碑を近くに設置する予定だ。

 死者15人のうち13人は大学生。長野市から夫と献花に訪れた40歳代の女性は、「自分たちにも23歳の娘がいる。自宅から遠くない場所で、将来のある若い人が大勢亡くなったことがつらい」と話し、献花台の前で静かに手を合わせた。