内閣府は20日、沖縄県南城市でバスの自動運転の実証実験を行った。

 公道を使用した本格的な実験は全国初。自動運転は観光客や高齢者らの移動手段になると期待されており、政府は2025年の完全無人運転の実用化を目指している。

 バス(定員20人)は、搭載されたGPS(全地球測位システム)などを使い、記憶させたルートを自動走行でき、車体前方に設置されたレーダーで障害物の認識もできる。

 この日は、政府、地元関係者を乗せて全長約2・4キロの市道を時速約30キロで走行。仮想のバス停で約10センチまで幅寄せしたほか、路肩に停車する車を避けるため車線変更を行うなどした。同様の実験は市内で4月上旬頃まで行われる予定だ。

 バスに乗車した同市の 古謝景春 こじゃけいしゅん 市長は「バスは過疎地域で暮らすお年寄りの交通手段になり得る。(自動運転は)夢がある」と話していた。