【カイロ=溝田拓士】エジプト北部ラシード沖の地中海で21日、難民や不法移民を乗せた密航船が沈没し、エジプト軍によると、少なくとも42人が死亡した。

 軍が163人を救出したが、AFP通信は生存者の証言として「約450人乗っていた」と報じた。捜索は続いているが、死者数は今後増える恐れがある。

 現場は海岸から約19キロ・メートル離れた海上。AFP通信などによると、エジプト人のほかエリトリア人やシリア人などが乗っていたといい、イタリアに向かっていたとみられる。生存者の1人はAFP通信に「(21日の)午前2時に出港したが、約1時間半後に沈没した。女性や子どもも乗っていた」と語った。エジプト保健省の報道官は22日、本紙に「現在35人が病院で治療中」と説明した。