【ワシントン=尾関航也】米上院本会議は12日、オバマ政権が導入した医療保険制度「オバマケア」の撤廃を視野に入れた特別予算決議案を可決した。

 ドナルド・トランプ次期米大統領が公約したオバマケア撤廃に向けた「最初の一歩」(NBCテレビ)を踏み出したもので、米議会で政策転換の具体的な手続きが始動した。

 トランプ政権下で与党となる共和党は、オバマケアに代わる制度の法案を早ければ数週間以内に議会へ提出する見通しで、トランプ次期政権は今月20日の発足と同時に制度設計に着手する。

 民主党は、オバマケアが撤廃されれば全米で2000万人以上が保険を失う可能性があるとして強く反対している。トランプ氏は撤廃を急ぐ構えだが、混乱を避けるため、代替措置を同時に策定するとしている。