【ソウル=中島健太郎】韓国の 尹炳世 ユンビョンセ 外相は13日、国会外交統一委員会で、 釜山 プサン の日本総領事館前に市民団体が昨年末に設置した慰安婦を象徴する少女像について「国際社会では外交公館前に造形物を設置するのは望ましくないというのが一般的だ」と述べた。

 韓国外相が釜山の少女像について公の場で見解を明らかにしたのは初めて。

 日本政府は、少女像の設置が在外公館の保護などを定めた「ウィーン条約」に違反すると主張し、駐韓大使一時帰国などの形で抗議した。尹氏は「国際社会の慣行は最大限守る」と同条約を尊重する考えを示し、「場所の問題は知恵を集める必要がある」と述べたものの、撤去には直接言及しなかった。

 野党や市民団体は、慰安婦問題をめぐる2015年12月の日韓合意の白紙化を要求。尹氏は「合意が破棄されれば、韓日関係や対外信頼度などで国益に深刻な影響がある」として合意を履行する立場を再確認した。