【ワシントン=尾関航也】米下院は13日、医療保険制度「オバマケア」の撤廃を容易にするための予算決議案を本会議で可決した。

 12日には上院も同様の決議案を可決しており、撤廃へ向けた手続きを進める態勢が整った。

 上下両院で過半数を握る共和党のマッカーシー下院院内総務は決議案可決を受けて声明を出し、「保険料を引き下げ、国民の選択肢を増やす本物の医療保険改革実現へ向けた一歩だ」と意義を強調した。

 オバマケアはトランプ次期大統領が撤廃を公約してきた。トランプ政権下で野党となる民主党は、オバマケアがなくなれば2000万人以上が保険を失うとして反対するが、共和党は撤廃手続きと並行し、オバマケアに代わる新たな制度の策定作業を急ぐ構えだ。