【ソウル聯合ニュース】韓米の軍当局は、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備予定地を南部の慶尚北道星州郡にある星山砲兵部隊からゴルフ場「ロッテスカイヒル星州カントリークラブ」に変更することを事実上決定し、今週中にも発表する予定であることが分かった。

 韓米は7月、THAADの配備予定地に星山砲兵部隊を決めたと発表した。しかし、周辺住民らがレーダーの電磁波による健康被害問題などを取り上げて強く反発したため、星州郡が郡内の別の場所に変更するよう要請。韓米共同実務団が先月末から同ゴルフ場など新たな候補地3カ所を選定し評価作業を行ってきた。

 韓国国防部の関係者は25日、「候補地3カ所の評価が事実上終わった。住民への説明後、今月中に評価結果が発表されると承知している」と述べた。

 発表は国防部(26日)と韓国軍合同参謀本部(27日)に対する国会の国政監査が終わってから行われる可能性が高いとみられる。

 候補地となったゴルフ場は海抜680メートルで、星山砲兵部隊(同383メートル)より高い。レーダーの電磁波による健康被害の懸念も少なく、進入路など基盤施設が整っているため大規模な工事も不要だ。

 ただ、同ゴルフ場が配備予定地に決定した場合も課題は残る。レーダーが慶尚北道金泉市の方角に向けられるため同市住民が既に反発しているほか、ゴルフ場から直線距離で500メートルの場所に宗教団体の聖地があり、同団体も反対している。また、ゴルフ場を所有するロッテ側との交渉も進めなければならない。