【ニューヨーク聯合ニュース】北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が就任後の初訪米で目立った成果を上げていない。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長との面談も実現せず、核実験に対する国際社会の厳しい目だけを確認し、帰国の途に就くことになった。

 国連の関係者によると、潘氏は李氏と面談しておらず、面談の計画もないという。李氏は26日午前に帰国する予定。

 国連総会で演説するため20日に訪米した李氏は翌日、パリ協定関連行事で潘氏と握手を交わしたが、約10秒の短い時間だったため会話はできなかった。潘氏が同日、各国の代表を招いて開いた昼食会ではあいさつも交わせなかった。

 両氏の面談が行われなかったのは意外との声もある。国連総長は加盟国代表の要請があれば、短い時間でも面談に応じるのが慣例となっている。

 2014年と昨年、李洙ヨン(リ・スヨン)外相(当時)が国連総会に出席した際、潘氏は李氏と面談した。14年には李氏が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の親書を手渡し、潘氏は15年ぶりに北朝鮮の外相が国連で演説を行ったことに謝意を示すなど、和やかな雰囲気を演出したとされる。

 一方、李容浩氏は今回の訪米中、ほかの加盟国代表と行った会談も多くないとされる。米国など主要国のメディアとのインタビューに応じ、北朝鮮の立場を表明したとの報道もない。

 韓国の外交消息筋は李氏の活動が目立たなかったことについて、「米国が李氏の動線をホテルと国連本部などに制限した可能性がある」と伝えた。