【忠州聯合ニュース】韓国で来年末に開かれる次期大統領選の有力候補の一人とされる潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が生まれ育った忠清北道の陰城と忠州では、早くも選挙ムードが高まっている。

 陰城は潘氏の故郷で、学生生活を送った忠州には本家がある。最近、この地域の出身者が相次いで要職に抜てきされたことから、大統領選への期待が高まり、今後の行方にも注目が集まっている。

 一方、潘氏の母校、忠州高の同窓会長は通常、卒業年度別に1人を推薦して選出していたが、今回は希望者が多く、初めて選挙が実施されることになった。地元の実力者や政治家が関与しているとのうわさも出ている。

 地元の有力者らは11月10日に創立大会を開く潘氏の後援会にも加わるとみられる。

 ただ、こうした動きをめぐる地元住民の反応は分かれている。「世界的な人物を輩出したことに誇りを持つのは当然だ。個人的には潘総長が故郷はもちろん、国のためもう一度大きな役割を果たしてほしい」(忠州の公務員)との声がある一方、「この地域出身とか国連事務総長ということだけにとらわれてはならない。業績や資質を冷静に評価する必要がある。地縁と学縁に執着する時代はもう終わった」(40代の事業家)との声も上がっている。