【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は27日、オランダのルッテ首相と青瓦台(大統領府)で首脳会談を行い、「記録的な洪水で多くの北の住民たちが大きい苦痛を受けていた時期に、北が再び5回目の核実験を行ったことは、国際社会の警告や住民たちの苦痛をものともせず、核・ミサイル開発にだけにこだわる実状を明らかにしている」と指摘した。

 朴大統領が北朝鮮で発生した洪水被害に結びつけて北朝鮮の核・ミサイル挑発を批判したのは今回が初めて。韓国政府は北朝鮮が核・ミサイル開発を推進していることを理由に水害の支援に対して否定的な立場を示している。

 また「国際社会の意志と北の意志が対抗している状況で、国際社会がより強力な意志と忍耐心を持ち、北に対する制裁と圧力を強化していかなければならない」と話した。

 その上で、「オランダは欧州連合(EU)の中心国家であり、2018年に安保理理事国への進出が予定されている国際社会の模範国家として、今後は国連安保理決議の履行はもちろん、EUレベルで必要な制裁や外交的措置が推進されるよう、より積極的な役割を果たしてほしい」と求めた。

 ルッテ首相は「北朝鮮問題に対する朴大統領の深い懸念に全面的に同意する」とした上で、オランダは国際社会が北朝鮮の核問題などに対し、最大限に強い立場を取れるよう、できるすべてのことをすると応じた。

 また「国連安保理の追加決議の動向を鋭意注視しており、EUレベルでも北朝鮮の核・ミサイル挑発や人権侵害に対し、北朝鮮をこれからも糾弾し、圧力を加えていかなければならないという立場」と説明した。

 朴大統領とルッテ首相は会談で共同声明を採択。国交樹立55周年を迎え、両国の友好協力関係を「包括的な未来指向のパートナー関係」に格上げすることにした。また北朝鮮に核を廃棄させるための国際協力の強化、北朝鮮人権問題解決のための協力再確認などの方針も声明に入れられた。