【ソウル聯合ニュース】韓国軍が北朝鮮軍の西北島しょに対する奇襲占領に備え、3時間以内に増員戦力を派遣する「高速戦闘艦(HSV)」を建造することが29日、政府高官の話で分かった。

 海軍が現在運用中の高速艇は仁川から白ニョン島まで兵力を輸送するのに4〜5時間かかると推定されているが、HSVが実戦配備されれば最大2時間ほど短縮できる。

 海軍はHSVを2020年代前半に実戦配備するとされる。

 軍当局がHSVの建造を決めたのは、2010年の延坪島砲撃事件後、北朝鮮軍が西北島しょに対する挑発を強行する可能性があると判断したためだ。

 実際に、軍は北朝鮮軍が延坪島砲撃事件後から黄海の北朝鮮・南浦沖にある島を韓国の西北島しょに見立て奇襲上陸訓練を繰り返していると把握している。

 軍は北朝鮮軍の奇襲占領に備え今月21日にに海軍と海兵隊の迅速機動部隊による西北島しょ増員訓練を初めて実施した。

 海軍と海兵隊の迅速機動部隊は有事の際に、北朝鮮を含む朝鮮半島全域に24時間以内に出動できる4000人規模の部隊。

 HSVが実戦配備されれば、軍はこの部隊を西北当初増員戦力として輸送すると予想される。

 軍関係者は沖縄の在日米軍第3海兵遠征団が朝鮮半島に展開する際はHSVなどを利用し迅速に動いているとした上で、「この米軍のHSVと同じような機能を発揮する高速戦闘艦を建造する計画だ」と説明した。