【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は2日、ソウルの総合展示場・COEXで開かれた文化イベント「韓日交流おまつり2016 in Seoul」であいさつし、両国関係について、「木が深く根差せば根差すほど、風に揺るがないということを強調したい」と述べ、両国国民と政府間の交流を拡大していく意向を示した。

 尹長官が同イベントに出席するのは3回目。イベントは両国の国交正常化40周年を迎え、2005年に始まり、今年で12回となる。両国最大規模の文化交流イベントに成長している。

 尹長官は「両国が昨年にようやくつくった未来志向の関係発展の転機を揺るぎなく続けていけるよう、市民社会や政府が一丸となって相互理解と協力の精神をより発展させていかなければならない」と指摘した。歴史認識問題などで対立が続いていた両国関係が国交正常化50周年記念行事や慰安婦問題をめぐる合意などで改善の兆しを見せていることに言及したものとみられる。

 また、「今年は2回にわたる北の核実験で朝鮮半島と北東アジアの平和と安定が脅かされており、世界的にもさまざまな挑戦が相次いでいる状況の下、地域と国際社会の平和と繁栄に向けた両国のコミュニケーションと対話が頻繁になっている」と評価。「今年に入り、すでに2回の首脳会談をはじめ、両国のコミュニケーションの幅と水準が拡大、強化していることは、両国関係の発展だけでなく、国際社会の期待にも応えるもの」と強調した。

 その上で、「一衣帯水」と言われる両国関係をさらに近いものにするためには両国国民の心が通じ合うことが必要との考えを示し、文化交流を含む国民間の交流の必要性を強調した。

 イベントには韓国文化体育観光部の趙允旋(チョ・ユンソン)長官や長嶺安政駐韓日本大使、日本側実行委員長の佐々木幹夫氏らも出席した。

 長嶺大使は「昨年の日韓国交正常化50周年を経て、新たな50年に向けて第一歩を踏み出した大事な一年」として、「50周年を機に生まれた関係改善の流れをさらに一歩でも二歩でも進めるために、全力を尽くすことが求められており、これが大使としての第一の目標である」と述べた。