【ソウル聯合ニュース】北朝鮮・朝鮮労働党機関紙の労働新聞が3日付の記事で北朝鮮住民に対し脱北を促す発言をした朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領を非難したことについて、韓国統一部当局者は4日の記者会見で「われわれの国家元首の発言を歪曲(わいきょく)し口にできないような暴言で非難したことに強い遺憾の意を表明する」と述べた。

 その上で、北朝鮮は詭弁(きべん)で言い逃れせずに厳しい状況にある住民の生活に目を向けるべきだとした。

 同当局者は、朴大統領の発言が住民の人権状況に対する北朝鮮当局の責任を指摘したもので、北朝鮮住民が人間として最低限の生活ができるよう体内外的な努力を惜しまないという意思を示したものだと強調した。

 朴大統領は1日の「国軍の日」の演説で「(北朝鮮の)住民のみなさん、希望と人生を見つけられる道を切り開いておきます。いつでも韓国の自由の地に来られることを望みます」などと、北朝鮮住民へ異例の呼びかけを行った。

 一方、同当局者は労働団体や政界の一部から洪水被害に見舞われた北朝鮮にコメの支援を行うべきだとする声が上がっていることについて、「莫大(ばくだい)な費用がかかる核実験とミサイル開発を行いながら住民の生活には目もくれない北の姿勢と韓国国民の感情を踏まえると、対北支援は望ましくない」とこれまでの立場を繰り返した。