【ソウル聯合ニュース】金鍾泌(キム・ジョンピル)元韓国首相は、来年12月に行われる韓国大統領選挙の有力候補の一人とされる潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が出馬を決心したとの判断を示しているが、その判断の背景については口を閉ざしている。

 金氏の側近によると、金氏はソウルで先月末に開かれた側近との夕食会で、5月に潘氏が一時帰国した際に金氏宅を訪問したときの様子について触れ、「潘事務総長が(大統領選への出馬を)確実に決心したようだった」と話した。

 夕食会の出席者たちは「そのように判断した背景は何か」と質問したが、金氏は笑いながら「それは秘密だ」と答えたという。

 潘氏は金氏と同じ韓国中部・忠清道の出身。潘氏が長きにわたり忠清エリアの盟主だった金氏宅を訪ね会談した意味合いについてさまざまな見方が出ていた。

 出席者の1人、与党セヌリ党の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)院内代表は夕食会で、先月訪米した際に潘氏に会い、金氏のメッセージを伝えたことを報告した。ただ、潘氏が金氏のメッセージに対し返答したかどうかについては詳しく説明しなかったという。

 セヌリ党内では鄭氏が潘氏からのメッセージを金氏に伝えたにもかかわらず黙っているのではないか、実際に潘氏からのメッセージはなかったようだなど、さまざまな憶測が飛び交っている。

 鄭氏は先月17日にニューヨークで潘氏と面談した際、決心した通りに歯をくいしばって努力してほしいという内容の金氏のメッセージを伝えた。