【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が今月10日の朝鮮労働党創建記念日を前後して核実験やミサイル発射などの新たな挑発に踏み切るとの見方が出ているなか、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は北朝鮮核問題への対応に集中している。

 青瓦台(大統領府)の関係者は7日、聯合ニュースの取材に対し「北の核問題への対応が大統領の最優先事項。緊張感を持って備えている」と伝えた。

 朴大統領は、通常の業務をこなしながら随時、北朝鮮の動向や安全保障状況に関する報告を受けているとされる。また、先月9日の北朝鮮による5回目核実験を受けた国連安全保障理事会の制裁決議案の推進状況をはじめとする国際社会の対応にも注意を払っているという。

 韓国政府は、北朝鮮はいつでも核実験を行える準備ができていると判断している。朴大統領は今週末も北朝鮮の核関連の動きを注視するようだ。一部では、北朝鮮が10日ではなく米大統領選投票日(11月8日)に合わせて挑発を行うとの見方もある。

 北朝鮮が新たな挑発を予告すれば、これを阻止するため朴大統領が北朝鮮に向けて警告メッセージを発する可能性もあるという。

 朴大統領は、北朝鮮が今年1月に4回目の核実験を行った後に事実上の長距離弾道ミサイルの発射を予告すると、2月4日に声明を出し、北朝鮮を強く批判した上で「核を放棄しなければ生存できないことを国際社会が悟らせるべきだ」と述べた。