【バンコク聯合ニュース】韓国の黄教安(ファン・ギョアン)首相は10日、タイ・バンコクで開かれた第2回アジア協力対話(ACD)首脳会合で演説し、「アジアの未来や世界の持続可能な発展のため、朝鮮半島はもちろん、国際社会の平和と安定を深刻に脅かしている北の核とミサイル開発は放棄されなければならない」と強調した。

 黄首相は「北は今年だけで2回の核実験と22回の弾道ミサイル発射を行うなど、挑発を続けている」と指摘。「持続可能な発展と繁栄、未来志向の前進のためには域内の平和と安定が欠かせない」とした上で、韓国政府は北朝鮮に対するさまざまな制裁、圧力強化を通じ、北朝鮮が自ら核を放棄せざるを得ない環境を整えるため国際社会と緊密に協力していると紹介し、ACD加盟国の協力を求めた。

 また、今回の会合について「持続可能な開発目標達成のため、ODA(政府開発援助)の規模を拡大し、教育・保健・科学技術革新・農村開発の4大開発協力構想を堅実に推進する」と約束した。

 さらに「韓国は開発途上国の科学技術人材養成、科学技術革新政策の執行力強化、革新事業家の養成などを支援する方針」として、「開発途上国住民の生活改善と地域開発のため、科学技術拠点センターを支援する」との計画を明らかにした。

 ACDは2002年、アジア全体の協力に向けて発足した協議体で、北東アジアや東南アジア、西南アジア、中東地域の34カ国が加盟している。初期は外相会合を中心に行われたが、2012年からは首脳級会合に格上げされた。