【ソウル聯合ニュース】韓国政府は北朝鮮が9日9日に実施した5回目核実験への対応として、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議の採択がずれ込む場合は安保理より早い独自制裁の発表を検討している。政府筋が12日、明らかにした。

 韓国政府は北朝鮮への圧力の効果を最大限引き上げられるタイミングで独自制裁策を発表することを基本に、米国と中国を中心とする安保理での協議が長引く場合は安保理の決議採択前でも独自制裁を発表できるという方針を固めた。 

 外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は11日の定例記者会見で、「米国と日本、欧州連合(EU)などとの緊密な協調を土台にし、政府レベルで協議を進行中だ」と述べている。

 政府は北朝鮮への追加制裁について、金融制裁や海上輸送、輸出入の規制、出入国の制限などを話し合っている。金融制裁の対象者に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長をはじめとする政権首脳部を含める可能性がある。

 韓国は19日に米ワシントンで米国と外務・防衛担当閣僚会議(2プラス2)を開くが、この場で両国が独自に取り得る北朝鮮制裁案を調整する方針だ。

 北朝鮮が1月に4回目核実験を実施した際は、3月2日に安保理が制裁決議を採択し、韓国政府は同月8日に北朝鮮の個人40人と30団体に対する金融制裁などを盛り込んだ制裁を発表した。

 今回、韓国が安保理より早い制裁発表を検討しているのは、安保理の決議採択がずれ込み北朝鮮への圧力の勢いがそがれることを防ぐためだ。外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官も今月10日にパワー米国連大使と会談した直後、「韓国政府は3月に取った独自制裁に続いて、一層強力な独自制裁策を検討している」と発言した。

 一方、安保理の制裁で鍵を握る中国は、金正恩政権を追い詰めることになる強力な制裁には依然として難色を示しているとされる。