【ソウル聯合ニュース】韓国の国会で14日に行われた海洋水産部とその所属機関に対する国政監査で、与野党議員は日増しに凶暴化する中国の違法操業船に対する強力かつ実効性のある対策を政府に求めた。

 与党セヌリ党の李完永(イ・ワンヨン)議員は監査の開始に先立ち、黄海で韓国の警備艇が中国漁船に体当たりされて沈没した7日の事件を受け、韓国当局の捜査に対する中国政府の積極的な協力を促し、韓国政府に強力な対策樹立を求める内容の決議案を合同で提出することを野党側に訴えた。

 李議員は、この中国漁船が転覆した警備艇の上に船を進めたのは「事実上の殺人行為」だと指摘。それにもかかわらず、中国政府は盗人猛々しく韓国政府を批判しているとし、「国会が早急に立ち上がるべきだ」と述べた。

 同党の李亮壽(イ・ヤンス)議員は、海洋水産部は漁業者と領海を守るため「韓国に確固たる海洋主権があることを中国に示すべきだ」と強調した。

 また、最大野党「共に民主党」の金漢正(キム・ハンジョン)議員は「中国漁船が次第に暴力的になっており、隊員の安全と効果的な取り締まりに必要な装備の拡充が必要だ」と指摘した。

 7日の事故で死傷者は出なかったが、韓国政府は必要に応じて艦砲射撃なども行い違法漁船を制圧する方針を発表した。これに対し、中国側は「紛争を誘発しかねない」などと反発した。