【光州聯合ニュース】戦時中に女子勤労挺身隊員として日本に強制徴用された韓国人女性らが三菱重工業に損害賠償を求めた2回目の訴訟の初弁論が13日、光州地裁で開かれた。

 訴訟を起したのはキム・ジェリムさん、ヤン・ヨンスさん、シム・ソンエさん(いずれも80代)と1944年に日本へ強制徴用された後に死亡したオ・ギルエ(当時14歳)さんの弟の4人。2014年2月に三菱重工業に対し、計6億ウォン(約5900万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしていた。

 裁判は三菱重工業の露骨な時間稼ぎにより、3年間行われなかった。

 挺身隊被害者を支援する市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」によると、三菱重工業は訴状を3回送り返した。同社は▼「駐車場が狭いため、公共交通を利用してください」との文言の日本語訳がない▼一部の書類が整っていない▼原本と翻訳文の原告の住所が一致しない――との理由を挙げていた。

 団体側は三菱重工業が故意に訴訟を遅延させていると反発した。同社の要求通りに訴状を修正し、3年ぶりに裁判が行われることになった。

 長年裁判を待っていた原告たちは弁論には出席できなかった。高齢のため、いずれも療養病院に入院しているという。オさんの弟は出席した。

 次回は4月7日に開かれる。原告たちが証人として出廷し、被害事実について証言する予定だ。

 団体側は徴用被害者や遺族11人と共に、2012年10月から3回にわたって三菱重工業を相手取り損害賠償訴訟を起こした。1回目の訴訟では一審と二審で三菱重工業に対し、一部賠償を命じる判決が言い渡された。同社が上告し、大法院(最高裁)の判断を待っている。昨年11月に初弁論が行われた3回目訴訟は今月24日、2回目の弁論が開かれる。