インドで、男が野生のゾウを挑発する様子が撮影された。
動画 はSNSで拡散され、批判を集めている。
森林保護などを担当するインド森林局(IFS)職員のパルヴィーン・カスワン氏は12日、SNSに映像を 投稿 。
男の行動を非難するとともに、その危険性について言及した。
映像には、1頭のゾウを挑発する男の姿がうつっている。
ゾウが男を追いかけると、男は逃げ出す。その後もゾウが足を止めるたびに、男はゾウへ近づこうとする。
草むらから子ゾウが出現すると、男は正面から子ゾウに接近。道路をわたろうとする小ゾウを挑発するかのように、背後から追い立てた。
驚いた子ゾウは、あわてて他のゾウたちのもとへ走っていく。
異変に気付いた大人のゾウは、振り向いて鳴き声をあげると、その場を離れていった。
Twitter: @ParveenKaswan
カスワン氏は自身のXで、男の行動を強く 批判 した。
「(映像の男は)まだ若いから、ゾウより速く走れるかもしれない」
「だが挑発された野生動物は今後数日、人間を敵対視するだろう。“おもしろいから”という理由で、野生動物を挑発しないでほしい」
カスワン氏は同日、別の 投稿 で「ゾウは知能が高い動物」であり、「人間による嫌がらせや挑発が、今後のゾウの行動に影響をおよぼす」と指摘した。
「ゾウへの嫌がらせは非倫理的なだけでなく、複雑な結果をまねき、ゾウと人間、両者への危険につながる」
「野生動物を尊重し、安全な距離感を保つことは、動物たちの幸福と人間の安全に欠かせない」
「(動物への挑発行為は)自分にとってはおもしろいかもしれないが、他者を危険に巻き込む行為だ」
Simon Holmes / Getty Images
2024年2月には、2人の男が自然保護区でゾウに追いかけられている映像が撮影された。 複数のメディア が報じている。
1人が踏みつけられそうになるが、間一髪のところでゾウは立ち去った。
カスワン氏はこの事件についても、SNSで 言及 。2人の無事を「幸運だった」と述べると、「野生動物保護区では車から出ないように」と注意を呼び掛けた。
インドの野生動物保護団体「 Wildlife Trust of India 」によると、インドでは年間およそ500人がゾウに襲われ、命を落としている。