【エッホエッホ】走るフクロウの赤ちゃんの元ネタは? SNSで大流行の写真は2021年にオランダで撮影されていた

「エッホエッホ」と、一生懸命に走っているように見えるフクロウの赤ちゃんの写真が2月下旬から日本語圏のSNSで大流行。大阪・関西万博や、人気のオモチャ「シルバニアファミリー」の公式アカウントがオマージュした画像を投稿するなど大ブームとなっています。
 
実はこの写真、2021年にオランダで撮影されたものだとご存じでしょうか?ネットミームになった画像は、転載が重ねられるうちに出典が不明になることも多いです。
 
この記事では元ネタを誰がどのように撮影したのかを過去の海外報道を元に調べてみました。
 
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2021年の時点で海外のSNSで拡散していた写真だった(PetaPixelの記事より)

確認できるもっとも古い報道は、写真技術に関するニュースサイト「PetaPixel」の2021年10月25日の記事「 走っているメンフクロウの赤ちゃんを写真家が撮影 」でした。

この記事によると、話題の写真はオランダのドルドレヒトに住む当時63歳の写真家Hannie Heereさんが、同年5月28日に撮ったものでした。子ども達が成人して家を出たら本格的に写真に取り組むようになり、野生動物の撮影に主眼を置いているとのことです。
 
この日、Heereさんが野外で撮影していたところ、白い綿毛に包まれた小さなメンフクロウの赤ちゃんが近くにいるのを見つけました。メンフクロウの赤ちゃんは通常、生後7週間ほどで羽ばたき始めます。今回の赤ちゃんはいずれ羽ばたけるように「走ることで筋肉をつけることに決めたようです」とPetaPixelは書いてます。
 
「私は地面に横たわっていました」とHeereさんは同サイトの取材に振り返りました。「この若い鳥はまだ飛んだことがなく、怖がっていませんでした。私は約5〜6メートルの距離から写真を撮りました」と続けています。
 
写真技術に関するサイトなので、使用機材についても詳しく書かれています。カメラとレンズはいずれもCanon製で「EOS 5D Mark IV」と「EF 70-200mm f/2.8L IS III」の組み合わせ。絞りはF8、シャッタースピードは1/1000秒、感度はISO200だということでした。
 
Heereさんがネット上で写真を公開するとSNSで拡散し、ネットミームとして広く共有されていたそうです。
 
「本当に驚きました」とヒーレさんはPetaPixelにコメント。これまで写真撮影は趣味だったそうですが、自然を撮影した写真で収入を得られるようにしたいという意向を示していました。

羽根を広げてる走る別ショットも撮影されていた(デイリー・メイルの記事より)

Petapixelに続いて、イギリスのタブロイド紙「デイリー・メイル」のオンライン版にも2021年12月22日に記事が掲載されました。
 
「 この調子だと200メートルで優勝できそうだ! 飛び立つ前に筋肉を鍛えるために走ることを楽しむ幼いメンフクロウの姿を捉えた素晴らしい写真 」というタイトルでした。
  
この記事では、写真の撮影地域も明かされていて、オランダのブラバント州ということでした。この赤ちゃんフクロウは、母親のフクロウとエサのネズミが待っている方向に走っていたそうです。
  
「フクロウは生後10週間で初めて飛び立ちます。それまでは、試行錯誤を繰り返して飛ぶ準備をし、写真のような変わった動きを見せます」と報じていました。
  
また、「目的を持って歩いた後、ヒナは翼を広げて走り出した」として、羽根を広げて走っている赤ちゃんフクロウの姿も掲載されていました。
  
Heereさんはデイリー・メイルの取材に「フクロウがこんなふうに走るのを見たのは初めてで、本当に楽しかったです」と振り返っています。
  
デイリー・メイルもSNSでの反響に触れており「彼女の写真はそれ以来、世界中の何百万人もの人々によって共有され、ジョーク画像を作成するために修正されました」と記載しています。あるミーム作成者はこの画像に「仕事から帰ってきたお父さんに挨拶するために走っている5歳の私」とキャプションを付けていたそうです。

撮影者は部屋に飾る「走るフクロウの赤ちゃん」の写真を販売中

話題の写真を撮影したHeereさんはFacebookに 公式アカウント を持っており、2025年2月現在も美しい写真の数々を閲覧できます。
 
ただ、「走るフクロウの赤ちゃん」の写真は現在は直接掲載されていません。ただこの写真がネット上にたびたび登場することは気に掛けている様子です。2024年12月29日にはイギリスの動物学者デイビッド・アッテンボローのファンサイトで「走るフクロウの赤ちゃん」の写真が掲載されたことに驚いてることを 報告していました 。
 
その上で、部屋に飾れるような「走るフクロウの赤ちゃん」の 写真プリントを販売するサイト を2025年1月4日に 紹介しています 。
 
残念ながら日本への配送はしていないそうですが、額縁に入れて部屋に飾れたらお客さんの注目を集めること間違いなしですね!

撮影者公認で部屋に飾る「走るフクロウの赤ちゃん」の写真のプリントを販売しているサイト(werkaandemuur.nl)より / Via werkaandemuur.nl

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