展望デッキや近接エリア刷新へ 成田空港第1ターミナル 日本文化や四季テーマ 来春オープン予定

 成田国際空港会社(NAA)は、成田空港第1ターミナルの5階展望デッキと隣接エリアをリニューアルする。「日本の文化と精神性を育む豊かな水と四季の移ろい」をテーマとし、ウッドデッキや「居の間」など旅客の滞在スペースを設ける。2026年春のオープンを予定し、4月7日から展望デッキなど対象エリアを閉鎖して工事を進める。

 NAAによると、展望デッキの利用開始は開港約20年後の1999年で、初めて刷新される。旅客ターミナル5階エリアも含む約8千平方メートルが工事の対象になる。事業費は約23億4千万円。

 展望デッキは水のせせらぎや緑、季節の花に囲まれて過ごせる空間を提供する。天然芝やウッドデッキ、足湯などを新設する予定。4千メートルのA滑走路と駐機場を眺めに訪れる客も多いため、より見やすいフェンスを設置し直す。

 展望デッキに近接するターミナル内エリアには、日本らしい過ごし方ができる滞在空間をつくる。靴を脱いでくつろぐ畳を敷いた居の間に加え、和の雰囲気が広がる茶の間を設ける。子どもが遊ぶキッズエリアや既存のフードコートも統一的なデザインで刷新する。

 NAAの田村明比古社長は「(工事期間は)不便と迷惑をかけるが、日本人はもちろん年々増加する訪日外国人の旅客に成田空港での滞在を楽しんでもらえるよう、利便性と快適性の向上を図っていく」と語った。

 一方、成田空港の旅客ターミナルを巡っては、30年代に現在3カ所に分かれる施設を集約化する新設計画の検討が進む。田村社長は「ターミナルは普通の商業施設と同じ様なニーズがあり、(同施設の)リニューアルのサイクルは短い。中長期的な投資もしていくが、短期的にも施設をきれいにして旅客の体験価値を上げる必要がある。それが収益につながると期待している」と説明した。

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