アイドルユニット「20th Century」の坂本昌行(53)が、手塚治虫さんの漫画を原作としたミュージカル「ブラック・ジャック」に主演することが26日、分かった。1973年から78年に「週刊少年チャンピオン」で連載(その後は83年まで不定期連載)され、今も根強い人気を誇る名作を「命の価値」「再生」をテーマに生演奏のミュージカル作品として届ける。演出は栗山民也さん。6月28日〜7月13日の東京・IMM THEATERなど全国6都市で上演予定。
「ブラック・ジャック(B・J)」こと間黒男は、唯一無二の神業手術テクニックで世界中で死の危機にさらされた重症の患者をいつも奇跡的に助ける天才外科医。免許を持たない闇医者で、法外な治療費を請求する悪評も。トレードマークは黒いコートだ。
B・J役としてステージに立つ坂本は「子どものころに読んでいた、あの主人公を自分が演じることになるとは夢にも思いませんでした。大変光栄なことであり、重責に身が引き締まる思いです。そして演出家の栗山さんと再びご一緒できることもうれしい限りです」と22年の「凍える」以来となるタッグを喜んだ。
続けて「今作は、原作から飛び出してきたものではなく、より個々のキャラクターが人間味あふれる作品になると思います。『ブラック・ジャック』ファンの方はもちろん、初めて知る方にも楽しんでいただけるように、キャスト・スタッフ一丸となって頑張りますので、ぜひ、劇場でご覧ください」と呼びかけている。
物語は、今まさに新進気鋭のスターとなろうとしている真理子という女優が、初主演映画の撮影中に倒れてしまう。食べ物を一切受け付けない奇病に冒され、やせ細り、命までも風前のともしび。そんな彼女のために、叔父で医師でもある白川がブラック・ジャックに依頼をするが、その天才でさえも原因を突き止めることができずに手を焼くという内容。
B・Jの助手ピノコ役を矢吹奈子(23)、安楽死の必要性と正しさを信念とする医師ドクター・キリコ役を味方良介(32)が演じるほか、今井清隆(67)、大空ゆうひ(50)ら実力派俳優がキャストに名を連ねる。
ミュージカル初挑戦となる矢吹は「少し緊張もありますが、幼いころから大好きな歌とダンスで表現ができることが今から楽しみでワクワクしています。座長の坂本昌行さん、キャストの皆さまの背中を追って、日々前進していけるよう頑張ります!」とコメントを寄せた。
東京公演のほか、新潟、名古屋、浜松、札幌、兵庫での公演が予定されている。