13日に東京・両国国技館で行われるトリプル世界戦のアンダーカード、117ポンド(約53キロ)契約8回戦でプロデビューする日本ボクシング初のアマチュア世界選手権優勝者、坪井智也(28)=帝拳=が12日、前日計量を52・7キロでクリア。対戦相手のブーンエルン・ファヨン(タイ)は52・8キロだった。
A級でのプロテストは原則として五輪と世界選手権の優勝者にしか認められておらず、ロンドン五輪金の元WBAミドル級王者・村田諒太さんは6回戦でプロデビュー(現役の日本・東洋太平洋王者に2回KO勝利)したため、坪井はA級ライセンスを保持し8回戦でデビューする初の日本選手となる。
「長いラウンドにまったく不安はないです。スパーリングもまったくスピード落ちることなく8ラウンドやれた。むしろ今までやったことがないから、長いラウンドをやりたい。8ラウンド通して確認しながら1個1個やっていきたいですね」と坪井。対戦相手は14勝がすべてKO勝利(3敗)で「何度ビデオを見てもパンチが強い。なめてかかれるような相手ではないと思っています」と、油断もなかった。
アマチュアは試合当日の計量で、前日計量は初めて。これからボクシング人生初のリカバリーをしての試合を迎えることになる。
「先輩も後輩もプロでやっている人が多いので、いっぱい聞いて教えてもらって。一番話を聞いたのはM・Tジムでやっている(日大の後輩)神足茂利。それで自分で考え付いたこともあるのでそれをやっていきます」と、研究熱心な一面ものぞかせた。