◇21日(日本時間22日)MLBオープン戦 ロイヤルズ8―7マリナーズ(米アリゾナ州サプライズ)
マリナーズとマイナー契約し、招待選手としてキャンプに参加している藤浪晋太郎投手(30)は、敵地のロイヤルズ戦で7回からリリーフ登板。今春のオープン戦7試合目のマウンドは、1イニングを1安打無失点、1四球だった。
中1日のマウンドは宝刀スプリットで事なきを得た。先頭打者を145キロのスプリットで一ゴロ。ここから中前安打と暴投、ストレートの四球で一、二塁のピンチを招いたが、最後はディッカーソンを内角低めの146キロのスプリットで三ゴロ併殺打に打ち取った。
5試合連続の無失点に抑え、防御率は試合前の6・35から5・40と良化、最速は98・9マイル(約159キロ)―。これだと一見、ファンは「すご、開幕メジャーも…」と、期待してしまうかもしれない。だが、投球内容は大荒れだった。
ストライク率は43%(14球中6球)。大リーグ公式データシステムのスタットキャストによれば、半分以上の9球が大きくストライクゾーンから外れていた。
走者も2人出したため、近年は防御率より重視傾向が強いWHIP(1イニング当たりの与四球+被安打数)は1・80と悪化した。ちなみに、WHIPは1・40以上でマイナーレベルとされる。
マリナーズのオープン戦は残り3試合。毎年チームに1人いるかいないかという狭き門の「マイナー契約から開幕メジャー」を勝ち取るには、走者を許さない快投を残り少ないチャンスで見せたいところだ。