◇31日 第26回全国高校選抜ラグビー決勝 桐蔭学園36―0京都成章(埼玉・熊谷ラグビー場)
桐蔭学園が京都成章との決勝に36―0で完勝。準決勝・決勝を無失点で勝ち抜き、2年ぶり5度目の優勝を飾ると同時に冬春連覇を達成した。
桐蔭学園は前半7分にCTB坪井(2年)のPGで先制。その後は京都成章に再三ゴール前まで攻め込まれたが、相手の意図を読んだ組織防御で守り切り無失点。ハーフタイム直前にCTB古賀(1年)の突破から敵陣に入り、プロップ喜(2年)がトライ。10―0とリードを広げて折り返すと、後半は坪井の2トライ、WTB大久保(1年)、ナンバー8足立(2年)がトライを重ね、完勝した。
冬の花園、全国高校大会で2連覇を飾った昨季のレギュラーから11人が卒業。メンバーは大幅に入れ替わったが、当初は前年のチームの陰を追ってしまったという。
「1回戦の早稲田佐賀戦のときは、去年の戦い方をマネしようとしていた。2回戦の常翔学園に向けたミーティングから、自分たちらしさを出そうと小グループで意見を出し合いました」と話したのは決勝で2トライをあげた副将のCTB坪井だ。コーチの指示に従うのではなく、意志を持ってプレーすることで、戦術の選択も遂行する強度も、精度へのこだわりも高まる。
もっとも藤原監督は「まだまだです。この大会中も、ミーティングを聞いていて『今どうなってる?』と大人が介入してしまう場面が何度かあった」と苦笑い。「でも決勝の前日は黙って任せました。この大会中にだいぶ成長したと思う」と続けた。
次のターゲットは「冬春冬」の3連覇そして「冬」の3連覇。その目標をつかむため、桐蔭学園の選手たちはミーティングを重ね、意志を確認して、成長を目指す。